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相武山 妙法寺 ブログ

初冬の鎌倉を散策

12月2日(土)、穏やかな冬晴れのもと、有志の方々と古都鎌倉の散策を楽しみました。当山では近年、12月の初めに鎌倉の歴史と文化に詳しい酒井俊克さんにご案内頂き、日蓮大聖人ゆかりの鎌倉を歩いています。今年は手術明けの私の体調を考慮頂いたのでしょうか、日蓮大聖人が草庵を結ばれたと伝わる松葉が谷の旧跡を巡る平坦で穏やかな散策コースでした。

参加者は9時半に鎌倉駅西口に集合。初冬らしい澄み切った青空でしたが、思いのほか寒くはなく、散策日和のなか八幡宮参道の段葛へ。ここで酒井さんより散策コースに着いての説明をうけました。その後、小町大路を抜けて蛭子神社へ、ここは歴史の古い神社でこの地域は宗祖にゆかりのある地との解説。続いて北に歩みをとり、いつの頃か定かではないものの「日蓮辻説法の地」と伝わる場所に向かいます。伝説の地はすっかり整備され、その南側には新たに「鎌倉日蓮堂」なるものが新築されていました。私は50年ほど前から幾度も訪ねている伝説の地ですが、宗祖の遺徳顕彰のその変遷には驚きます。

その後、小町大路を下って琴弾橋へ、その名称の由来をうかがい、滑川をわたって大町方面へ。小町大路の東側の道を南下すると間もなく比企が谷の地に至ります。日蓮宗本山の妙本寺山門では比企一族のいわれと宗祖と大学三郎のご縁についての説明があり、その後、小道を南下。桟敷の尼のぼた餅伝説の常永寺の前を通り、八雲神社を過ぎて北条政子ゆかりの安養寺へ。安養寺の西裏手から一路宗祖ゆかりの松葉が谷旧跡へ、旧跡の伝説を伝える寺院は「妙法寺、安国論寺、長勝寺」の三ケ寺。
入場料を払って各寺院の境内に入り(長勝寺は無料)、酒井さんより丁寧な説明をうけました。断定はできないものの宗祖はこの地域に草案を結ばれ、一切衆生救済のため法華弘通に精励しておられたことがわかります。在りし日の宗祖を親しくお偲びする一時でした。

その後、浜門流の古跡実相寺、伊豆御流罪伝説の妙長寺、辻の薬師堂、辻説法伝説の本興寺を巡り小町大路から鎌倉駅へ。旧跡巡りの途中では鎌倉の地勢や古道、橋や井戸などについて解説をうけました。
散策の時間は例年より少し短く約3時間、芦川さんの歩数計では15,000歩だったそうです。日蓮大聖人への思慕を深める散策。参加の皆さまと一緒に私も完歩することができ有り難く感謝しています。

相武山 山主

2023年12月27日