市民の森にかこまれた妙法院参詣の前後に豊かな自然との触れ合いをお勧めしています。
妙法院は横浜市の北西部に位置し、その周囲には「矢指市民の森」や「追分市民の森」、そして「瀬谷市民の森」が広がっています。四季を通して自然の営みを五官に感じることができる環境は、横浜のような都市では貴重なものではないかと思います。
杉木立の林間コースを歩けば森の恵みを肌で感じることでしょうし、谷戸の花畑では春の菜の花、夏のひまわり、秋のコスモスが心を和ませてくれます。南西側にはわずかながら日本の原風景のひとつの「田んぼ」もひろがっています。妙法院参詣の前後にはぜひ時間をとって、豊かな自然に親しまれてはいかがでしょうか。
春には梅やレンギョウや桜が。そしてかれんな草花がそこかしこに咲き乱れ、うぐいすがホーホケキョと鳴き木々の芽吹きを迎えます。初夏には蛙の鳴き声、帷子川の水源といわれる地域らしく、自生の蛍が舞うすがたを見ることもできます。夏には色あざやかな蝶々が乱舞し、蝉の音もまさに時雨のよう。秋には虫の音も涼やかで、天空の月の趣きも格別です。都会ではふれがたい四季の恵みにふれ、不思議な自然のいとなみにはきっと心も癒されることでしょう。