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相武山 妙法寺 ブログ

秋季法門研修会

13日(日)午後2時過ぎから秋季法門研修会を開催しました。この研修会は檀信徒の方より「日蓮大聖人の教えと信仰をより深く研鑽したい」という希望によって開かれたものです。日曜法話会や行事法要での法話では、宗祖の教えを深く求める時間が十分にとれないための要望ですが、真摯にご法門を探求されるご信徒の求道心の顕れです。これからも継続して倶に修学に努めて行きたいと思っています。

研修会の1時限目は当山執事の興厳師が担当。宗祖の教学の基礎とされる「五時八教判について」の講義。
はじめに「日蓮大聖人の教学は天台教学を基盤として構築されている。天台教学を学ぶことによって日蓮教学をより深く理解することができ、天台教学との相違が見えてくる。日蓮大聖人は五時判を図した『一代五時図(鶏図)』を認めて、門下育成のテキストに用いられていた」ことを解説。

続いて、教相判釈については「中国に招来された仏教典籍の教説の高低、優劣を、それが説かれた形式、方法、順序、内容などに基づいて判定し解釈すること。また、その結果として分類、体系化された教義をいう。略して、教判あるいは判教ともいう」と説明。
中国隋の時代に法華経をもって中国仏教を統一された天台大師は、「釈尊一代の化導を五時に分け、その教えを化法の四教、教化のあり方を化儀の四教とした」ことの概要を説明しました。

第2時限は私が「日興門流の教えと信仰」と題しての講義。今年の春、正信会のホームページに執筆した同名のテキストを中心に「宗祖は六老僧を選定されて法華弘通を委ねられたこと。宗祖の教えは遺された御書を中心に学び修得しなければならない。御書には真撰御書、真偽未決御書、偽書と存在していることを理解し、できるだけ真撰御書によって宗祖の教えを探求しなければならない。宗祖の教えは法華本門の教えであり、その成仏道は法華本門の本尊、法華本門の題目、法華本門の戒壇の三大秘法受持にある」ことをお伝えしました。

2時間20分の講義は瞬く間に終了。参加者からは「あっという間に時間が過ぎてしまいました・・・」との声を頂きました。向学心のあるご信徒がおられることは学僧である私たちにとってとてもうれしく励みにもなります。これからも法門研修会を重ねて行きたいと思っています。

相武山 山主

2020年09月29日

「仏事の心得」説明会

春のお彼岸以来、久しぶりに月遅れのお盆に参詣されたご信徒から、「本堂の御本尊様が代わったのですか」と尋ねられました。春の御虫払会に参詣された方や、その後説明を受けた方はご承知のことと存じます。ブログでもお伝えしましたが、御虫払会で参詣の皆さんに内拝して頂こうと、本堂御宮殿安置のご本尊様を御宮殿の外に御奉掲申し上げようとしたところ、上部の紐がすっかり乾燥劣化していて切れてしまい、表具がかなり傷んでいることがわかりました。当山のご本尊は大石寺51世日英上人のお曼荼羅で、すでに約175年の時を経過し、妙法院を開創した折りに表装をあらためましたが、十分なものではありませんでした。今回はよく存じ上げている表具屋さんに、けっして余裕はありませんが本金欄のできるだけ良い表装をとお願いしました。11月2日・3日の日蓮大聖人お会式には御宮殿に安置申し上げ皆さまにお参り頂きたいと存じています。代わりにご安置させて頂いているのは、同56世日応上人の曼荼羅本尊です。檀信徒の皆さまの御本尊様も古くなり傷んでいるようでしたら、是非表装願いたいと存じます。法華経信仰の対象である御本尊様が荘厳されることはとても素晴らしいことであり、信行の増進ともなります。

夏も終わりを迎える25日の日曜日、午前10時半から「仏事の心得」説明会を開催しました。知っているようでわからないことの多い仏事。そもそも「仏事ってな~に」という方もおられることでしょう。葬儀式や法事などのイメージに偏りがちな仏事ですが、死者ばかりでなく生者にも関わるのが本来の仏事です。
説明会には時折小雨が舞う中、約30名くらいの方々が参加されました。レジュメにそってはじめに「仏事とは」と題して仏事の内容を解説。次に「なぜ仏事を行うのか」では、仏事は尊崇する仏教の教えと信仰を明らかにして、人生の節目を意義あるものとするためであることを説明しました。続いて「仏事についての不安」では、意味がわからないための不安、教えてくださる方がいないという不安、時代や地域、宗派や家族等によって一様ではないという不安など、仏事に不安を覚えるいわれを解説して、意味を理解し仏事に臨む心の柱をしっかりと立てることの大切さを述べました。

また「仏事の執行」では、仏事を執行した喜びを感じられることが、最も大切であることをお伝えし、その上で、現実的に迷いと不安の元となる「仏事の経費について」説明をいたしました。仏事の中でも今回は葬儀式に焦点をあて、費用の内訳を理解しておくこと、希望する葬儀式のかたちを決めておくこと、あらかじめ総経費を決めておくこと等が、混乱や不安や愚癡に陥らない要であることを解説しました。送る者も送られる者も、またふれあったすべての人が、「良いお葬式だったね」と語り合えるような仏事を執行されるようお勧めした次第です。

最後に昨年執り行った二つの葬儀式の流れを取り上げ、具体的な流れにそって、逝去から枕経・納棺・仮通夜・通夜・通夜振る舞い・葬儀・告別式・出棺・荼毘・初七日忌法要・精進落としまで一連の葬儀式の説明をいたしました。二つの葬儀式というのは、一つは一般の斎場を式場として執り行われた葬儀式、もう一つは当山を式場として執り行われた葬儀式です。説明会は参加者の希望もあって、1時間半という長時間になってしまいましたが、皆さん人ごとではないと集中して話を聞いておられました。いくつかの質問をお受けして説明会は終了。

その後はご案内のとおり本堂前にテントをはっての暑気払い。二つのバーベキューのコンロで皆さん手際よく食材を焼き、ジュースや麦茶、ビールやノンアルビールなどを飲みながら、おにぎりや漬け物などにも手を伸ばし、皆んな笑顔で和気藹々に楽しみました。

「仏事の心得」説明会は来年も春と秋の二回開催の予定です。

相武山 山主

2013年08月28日

子どもたちと夏を楽しむ(下)

太鼓の練習を終えて流しそうめんを楽しむ前に、本堂の向拝で記念撮影をしました。記念撮影はその時は感慨もあまりないものですが、時が経てばいろいろな思いを湧き立たせてくれるもので、後になればなるほど貴重なことがわかります。

ようやく楽しみのランチタイムです。いつになってもおいしいものを頂くのは嬉しいものです。山村君と阿部さんが竹の上から水をながしてくれました。そこにそうめんを流し込み、流れるそうめんを子どもたちがおもしろそうにすくい上げ、めんつゆにつけて頂きます。子どもばかりではなく大人にも楽しい趣向です。隣のBBQには興厳房と建君が季節の野菜やお肉などを焼き始めました。美味しいにおいに誘われて、参加者は流しそうめんからBBQを行ったり来たり、途中でテーブルのおにぎりに手を伸ばし、にぎやかな昼食となりました。

ランチを頂いた後は、玉投げで遊んでスイカ割りとなりました。スイカ割りは子どもたちが手ぬぐいで目隠しをして挑みます。昨年は勝手がわからずに戸惑っていましたが、今年は年長の若菜ちゃんが子どもたちをリードして楽しい時間となりました。全員がスイカをたたきましたが、最後は若菜ちゃんの一撃で見事に割れました。割ったスイカを参加者一同食後のデザートに頂きました。

ランチタイムが終るとエアコンのきいた客殿で工作の時間。昨年は興厳房のアイデアで団扇作りでしたが今年は万華鏡作りを企画したようです。万華鏡作りの前にお孫さんと参加の緑区の小原さんが、今風の射的のようなアソビを提供。子供たちはとても嬉しそうに遊んでいました。万華鏡作りでは、万華鏡を作る子どもと出来上がっている万華鏡に絵を描く子供たちに分かれましたが、それぞれ一生懸命に納得の一品を作り上げていました。出来上がった万華鏡に目をあてて回しながら、キレイという歓声も上がっていました。

ここで、再び小原さんが紙飛行機を作ろうと提案。早速持参の紙で飛行機作りの手ほどきです。子供たちも目を輝かせて紙飛行機作りに熱中。間もなくそれぞれに出来上がった作品を遠慮無く飛ばし始めました。子供たちは自分の作った紙飛行機が飛ぶのですから大いに盛り上がります。でも心配なのは障子を破らないかなということでした。心配は的中しましたが、子供たちの喜ぶ声も大切です。一カ所の障子を破った後は皆んな気をつけて遊んでいました。

わらべ会は午後2時半で終了となりました。万華鏡や紙飛行機を前にして客殿での記念撮影。その後、皆んなで本堂にお参りして御本尊様にお題目を三唱。来年も元気に集まることを約束して散会となりました。夏らしい天候にも恵まれ、無事にわらべ会を行うことができ、参加されたご家族、お手伝い頂いた皆さまに厚く御礼を申し上げます。
散会した後も子供たちは、墓苑下の雑木林や周囲の自然の中で、しばらくの間虫取りに夢中のようでした。大都市にありながら豊かな自然を感じることができる当山の環境、次代を生きる子どもたちにもきっと大きな財(たから)となることでしょう。

わらべ会は昨年の再開まで私と当山の都合で長く休眠状態でした。かつては新横浜の金子さんの畑をお借りして作物をつくったり、折々に集まってもらって仏様の教えをお伝えして交流していました。幼い頃からお寺や僧侶と親しくなることは、仏教や信仰への偏見や誤解を解くことにもなります。その観点から、せっかく仏縁のある子供たちに恵まれながら、適切に導く機会を活かせなかったことを今に反省しているところです。
わらべ会は難しいことを教えようとしているのではありません。未来のある子供たちに尊い仏縁を結んで頂き、それぞれが厳しい人生を歩むとき、仏様の教えを灯明として、道しるべとして頂けるための機縁になればと願っての集いです。あらゆる人々の救いにつながる仏道伝承のために、これからも工夫に工夫を重ねてまいりますので、より多くの方々のご支援ご協力をお願いいたします。

相武山 山主

2013年08月09日

子どもたちと夏を楽しむ(上)

昨年に続いて7月28日に「わらべ会夏のつどい」を行いました。当日都合で参加できない子供さんもいたので、子供たちは多くはありませんでしたが、片岡わかなちゃんといろはちゃん、宇梶ゆうすけくんとあおいちゃん。中里そうたくんとあやのちゃんが集まってくれました。お世話を頂いた山村晋平君、金沢さんと舞さんと建(たつる)君。阿部さんご夫妻に誠也君などのご協力も頂き、皆んなで楽しい夏の一時を過ごしました。
前々日から興厳房が汗を流して準備をしていましたから用意は調っていましたが、12畳のテントは人手がなければ設置できませんので、まずは午前10時30分頃、お手伝いの方々が集まるのを待ってテントを設置しました。テントを張った後は流しそうめんの準備です。レンタルで調達した青竹を子供たちの背丈を考えてつなぎ合わせました。昨年は初めてのこともあってちょっと手間取りましたが、竹の長さがあまり長くないこともあって、今年はスムースにこしらえることができました。

午前11時頃には皆んなが集まったので興厳房の発声でわらべ会が開始。はじめは練経(れんぎょう)です。興厳房お手製のお経本(法華経方便品と自我偈)をもらった子どもたちは、長机の前に並び私の声に合わせて法華経の方便品をゆっくりとはっきり、大きな声で読み上げました。お経の練習を練経といいます。最近の僧侶が行っているかどうかは知りませんが、私も出家得度したばかりの小僧の頃(小6生)、学校から帰ると前川御仲居さんの指導で同期生と一緒に練経をしました。その当時の節回しは意外によく覚えていて、弟子の純興房や興厳房にも得度した当時同じように練経を行いました。
子どもたちの集中力を考えて方便品のみの練経でしたが、初めは声が小さかった子どもたちも後ろに控える親御さんやお手伝いの方々の声をうけて、最後にはだんだん大きな声になっていました。

子どもたちへの法話では、「①あいさつの大切さ」「②成功や失敗を繰り返すことは成長のあかし」「③仏様に祈ることが大事」の3点についてお話をしました。『①は、言葉は心を表すものですから、言葉を大切にしなければならないこと。はっきりとした気持ちの良いあいさつから人の心は通い合います。まず家族の間から「おはようございます」「行って参ります」「いただきます」「ごちそうさまでした」「ありがとう」等々声をかけあい、しだいにどのような人にも明るくあいさつができるようになろう』というお話。『②は、人は誰もが失敗したら落ち込んで、成功したら自信をもつものです。なに事も上手くいくときもあれば、上手くいかないときもあります、でもほとんどの人は失敗と成功を繰り返しながら人間的に成長しています。「もうダメダ」という気持ちを乗り越え、自分を信じて前を向いて歩むことが大切。また、何でもできる人はいない、だれにも得意なこと苦手なことがあることを知ろう』というお話。『③は、ご本尊様に朝と夕に南無妙法蓮華経と祈りを捧げよう。私たちは仏様を信じるご縁を頂きました。仏様は私たちが一生懸命に生きることを応援していますから、私たちも仏様の力を信じて、仏様への祈りを自分のパワーにするために朝夕お題目を唱えて祈りましよう」というお話です。子どもたちにはわかる内容もあればわからない内容もあったことでしょうが、静かに話を聞いていました。話す言葉は忘れても、いつの日かその意味がわかることでしょう。心の底に沈殿していることを信じています。

法話の後は興厳房による太鼓の練習です。新聞紙を巻いたバチを一人ひとりの子供たちに渡して、手を取ってたたき方とリズムを教えていました。子どもたちは長机で練習した後、本番の太鼓の前に進んで実際に太鼓をたたきました。昨年もたたきましたから結構良いリズムで心地よい音を出していました。そのうち、子どもたちがお題目をリードする太鼓をたたいてくれることでしょう。大変楽しみなことです。
子どもたちが太鼓の練習をしている間に、お母さん方には客殿横の厨房で素麺を湯がいて頂きました。また、テントの前では阿部さんや建君、山村君によってバーベキューコンロに火が起こされました。用意されたテーブルの上には、朝興厳房が準備したショウガ・ネギ・ミョウガ・青ジソなどの薬味、バーベキューの食材、そして食器などが並べられ、子どもたちの太鼓の練習が終わるのを待つばかりです。
(次号に続く)

相武山 山主

2013年08月06日

鎌倉ぶらり散歩

ー宗祖のご遺跡を訪ねてー

5月20日(月)檀信徒の皆さんと鎌倉の散歩を楽しみました。例年秋には鎌倉の歴史や文化に詳しい酒井さんのご案内で、さまざまな「かまくら」を散策していますが、趣向を少し変えて、初夏には鎌倉で弘教に励まれた宗祖の伝説をゆったりと歩く企画をつくりました。鎌倉には宗祖のゆかりを伝える遺跡がそこかしこに残っています。もちろん750年以上も前のことなので、断定できる遺跡というのは少ないのかもしれませんが、それでも伝説を通して宗祖のお心や、門下僧俗の信仰の香りにふれることができるように思えます。
地球の歴史からいえば、750年前など瞬きほどの時間かもしれません。また、宗祖がご覧になられた山や川や海、緑の自然など地勢が大きく変化したわけではありませんから、宗祖と同じ視線で鎌倉を歩いているようで本当に楽しいことです。

高齢者の方や宗祖の伝説にふれたいと思う方々とゆったり鎌倉を歩く第1回「鎌倉ぶらり散歩」は、あいにくの小雨の中参加メンバー18名が午前10時に鎌倉駅東口に集合。私からはぶらり散歩の趣旨について説明。執事の興厳房はそれぞれの遺跡についてガイドを務めることをお伝えしました。小雨の中、はじめに鎌倉駅からほど近い「宗祖辻説法跡」を見学。辻説法についてはその有無や場所について諸説が伝えられていますが、ここは小町大路に面する「辻」であったといわれている遺跡です。

 

そこから滑川(なめりがわ)にかかる琴弾橋を渡って、古道を比企ケ谷(ひきがやつ)「妙本寺」へ向かいました。山門で雨を避けながら比企一族の悲話から宗祖と大学三郎とのゆかりを興厳師が解説。新緑が小雨に濡れて一層みどりが濃く感じる参道を進んで祖師堂(そしどう)へ。江戸時代創建の大きなお堂の中に入ることはできませんが、向拝(ごはい)から回廊(かいろう)は自由に上がることができました。堂内をのぞいてみると向かって左側の内陣(ないじん)に、大変に大きな曼荼羅(まんだら)が奉掲されていました。一目見て写真などで見たことのある「臨滅度時(りんめつどじ)の御本尊」ではないかと思いました。この御本尊は弘安3年(1280年)3月に認められたもので、宗祖御入滅の時に枕元にかけられた曼荼羅本尊と伝えられています。どうしてこの時期に祖師堂内陣に掛けられていたのかは知りませんが、小雨の中、宗祖の御心にふれたいと鎌倉を訪ねた私たちの志を嘉(よみ)せられたものかと、とても嬉しく思いました。

 

ぼた餅伝説の常栄寺の前を通って一路松葉が谷(まつばがやつ)の草庵跡と伝える安国論寺へ。宗祖が庵を結んで居られたと伝える一帯は現在「大町」とよばれています。ここには安国論寺と妙法寺、そして長勝寺の3ヶ寺が松葉が谷の旧跡と称しています。安国論寺は定休日ということで境内には入れず、山門前で興厳師から松葉が谷の説明を聞きました。

今日は安国論寺から一旦鎌倉駅にもどるコースです。鎌倉駅までもどると歩き始めて1時間半が経過していました。鎌倉駅からは江ノ電に乗って「長谷駅」に向かいます。江ノ電に乗るのは初めてという方もいて、皆さんとても楽しそうでした。長谷駅から四条金吾邸跡と伝える「収玄寺(しゅうげんじ)」は歩いて数分。江戸時代に創建されたお寺ということで、まったくの伝承ですが、四条金吾という存在は日蓮門下ではとても大きいので、より良い伝説ができたら良いなと思いました。境内には東郷平八郎の筆になる大きな石碑がありました。

続いて最後の見学地である「光則寺(こうそくじ)の土の牢」へ、光則寺は収玄寺より北西に位置するお寺。バス通りを左折すると「光則寺道」、昔は参道であったと思われる道を西に進むと、宗祖の立正安国論奏進にゆかりのある「光則寺」。お寺の裏山の中腹にはお弟子方が入牢されたという伝説がある「土の牢」。雨で足下に気をつけながら皆んなでゆっくりと山道を上りました。土の牢前では安国論の建白や竜口法難の模様と、お弟子方の苦難について興厳師から説明をうけました。

ここで本日の見学は終了。長谷駅までもどって江ノ電で鎌倉駅に帰ります。鎌倉駅に着くと出発からすでに3時間20分を経過。お腹もすいてきたので、小町通りで少し遅い昼食を皆んなで頂いて、楽しかった「鎌倉ぶらり散歩」も散会となりました。みなさまご苦労様でした。

来年もまた宗祖のかまくら伝説を歩きたいと思っていますので、足を少し鍛えて準備してください。

相武山 山主

2013年05月29日

小雨の鎌倉を散策

連休初日の23日、恒例となっている秋の鎌倉歴史散策の会を行いました。天気予報が的中し雨の散策会となりましたが、さほどの降雨でもなく、途中では雨が上がることもあって、紅葉に彩られた小雨の「鎌倉」を楽しく歩いてきました。今回も鎌倉の歴史と文化に詳しい酒井俊克さんのご案内でした。

予定よりも早く参加者が鎌倉駅に集い、9時45分には私からの挨拶、続いてご案内の酒井さんからの簡単な説明がありました。9時50分、雨の中を出発、始めに八幡宮の段葛を進み、その後、小池小路の藤原久時・北条時房の旧邸にて鎌倉幕府の将軍一覧と屋敷跡の説明をうけ、当時の武蔵大路の話しを聞きながら鶴岡八幡宮へ。源氏と武門の神とされる八幡宮のいわれ、源頼義、義家親子の前九年後三年の役の活躍から、頼朝の父義朝と鎌倉のゆかりなどの説明をうかがいました。

 

八幡宮から東に向かい、武士の鑑といわれた畠山重忠邸と頼朝の重臣三浦一族の邸跡から頼朝邸が置かれた大蔵御所へ。頼朝の開幕の志を偲びながら御所の裏手にある法華堂跡へと向かい、頼朝のお墓を訪ねました。近くには幕府初代公文所別当大江広元のお墓、二代執権北条義時と伝えるお墓もあります。
筋替橋から幕府政所(幕府の政務や財務を司る役所)を経て宝戒寺へ。この寺は北条執権邸旧跡で、北条氏滅亡の後、後醍醐天皇の勅により足利尊氏が慰霊のために建立した寺院といわれています。

宝戒寺からは小路を隔てた若宮大路幕府の跡に向かいました。この幕府跡は嘉禎2年(1236年)から元弘3年(1333年)鎌倉幕府滅亡までの幕府です。旧跡には作家大佛次郎の鎌倉邸宅「大佛茶亭」があり、今でも休日には一般に解放されています。この幕府跡から小道を歩いてほど近い所に、宇津宮辻子(うつのみやずし)幕府跡があります。ここは北条政子が亡くなった後、嘉禄元年(1225年)から嘉禎2年(1236年)までの11年間幕府が置かれたところです。

宇津宮辻子幕府跡からは住宅街の小道を歩いて蛭子神社に向かいました。この神社は宗祖ゆかりと伝える夷堂(えびすどう)を明治期にここに移した所といわれています。その傍らには史跡としての「宗祖辻説法跡」があります。大路と大路をわたす辻がこの辺りにあったのでしょうか。それにしても幕府や役所、重臣たちの屋敷に近すぎるような気がしました。ここから滑川にかかる琴弾橋をわたって古道を南に向かって歩くと、ほどなく比企ケ谷に至ります。ここには源氏の重臣比企能員の邸跡があり、宗祖御在世の頃に比企能本が法華堂を建立、妙本寺として今に至っています。

名越松葉ケ谷の宗祖御草庵跡に向かう途中には、ぼたもち寺として知られる常栄寺があり、竜口法難の折、桟敷の尼が宗祖にぼた餅を捧げられたという伝説を聞きました。安養院の裏手から松葉ケ谷の遺跡と伝える妙法寺の前を通って安国論寺へと向かいます。安国論寺はその名の通り、宗祖が立正安国論を著述されたと伝える寺で、松葉が谷の草庵跡とも称しています。ここでは御遺跡を見学しましたが、雨のために眺望の開ける丘に上ることはあきらめました。横須賀線の線路を越えて三番目の松葉ケ谷草庵跡と伝える長勝寺を見学して、駆け足の名越・松葉ケ谷探訪となりました。

長勝寺から材木座の住宅街をぬけて、六老僧の日昭師が開かれたという濱土の法華堂を見学、今はそのほとんどが三島市に移転して妙法華寺となっていますが、宗祖御在世の頃からこの地で法華経の教えが弘められていたことがわかります。そこからほど近いところに、伊豆御流罪の折に乗船されたといういわれを伝える妙長寺がありました。妙長寺からは元八幡社へここは源頼義が石清水の八幡神を勧請し迎えたところ。後に頼朝が鶴岡に遷宮してからは元八幡と称されています。その近くには芥川龍之介の旧邸がありました。

かなり時間が経ってきたことから、元八幡から鎌倉駅に向かうことになりました。皆んなで再び横須賀線を渡り、鎌倉開幕前からあったという辻の薬師堂を見学。続いてそのはす前にあって、宗祖辻説法の可能性をうかがわせる辻の本興寺を訪ね、往時の風光に思いを馳せました。少し北に上るとそこは町屋跡、鎌倉時代の商工や町並み、構成やはたらき(機能)などについて解説を頂き、その後、逆川のいわれを聞いて今回の散策説明は終了。逆川橋をわたって大町の裏通りを一路鎌倉駅に向かい、午後2時過ぎには小町通りの雑踏にまじり、参加者の皆さんと一緒に疲れを癒し空腹を満たすこととなりました。

ほとんど平坦な道でしたが散策の距離は約10キロメートル。約4時間ほどの鎌倉の歴史と宗祖の御遺跡探訪でした。ご案内解説頂いた酒井さんには厚く御礼を申し上げます。小雨にもかかわらずご参加頂いた皆さまも大変ご苦労様でした。

相武山 山主

2012年11月26日

鎌倉を歩く

年中行事案内でお知らせのとおり、来月の23日(金)には鎌倉歴史散策の会を予定しています。鎌倉の散策会は宗祖日蓮大聖人のご事蹟を訪ねることから始められ、久しく当院の恒例行事となっているものです。当初は宗祖関連の御事跡を皆んなで散策し、宗祖の時代やその風光にふれることを楽しんでいましたが、最近は鎌倉の歴史や文化・習俗に造詣が深い中区の酒井さんに、いろいろな鎌倉をご案内頂くようになりました。

ここ数年は参加者の皆さんと鎌倉の歴史や文化などを中心に学ばせて頂きましたが、今年はオーソドックスに宗祖の御事跡と鎌倉幕府のすがたを訪ねる散策会とすることになりました。散策会のコースを予め酒井さんと打ち合わせた上で、その下調べに先週鎌倉を歩いてきました。幕府の遺跡を宇都宮、大蔵、若宮大路とめぐり、段葛から鎌倉八幡宮へ、そして三浦氏邸跡から頼朝墓・法華堂跡を散策。その後、鎌倉の名称「釈迦道切通し」へ向いましたが、切通しは崖崩れのため通行禁止となっていました。数年前に訪ねたときには鎌倉時代の風情が残り、趣のある切通しを楽しめたのに本当に残念に思いました。やむなく葛西谷を越えて名越えに向い、宗祖の松葉ヶ谷草庵跡の事蹟を訪ねました。その後、源頼義が石清水(いわしみず)八幡を勧請し、源義家が修理をしたという元八幡を見学して、宗祖辻説法の伝説が残る本興寺をたずね、当時の町屋跡などを偲びました。比企義員邸跡と伝える妙本寺を経て鎌倉駅にもどり、約3時間半の散策を終えました。

来月の23日に予定の散策会は、午前10時鎌倉駅東口(表口)の交番横に集合し、午後2時頃鎌倉駅解散というコースになりました。参加を希望される方は11月13日までに妙法院までお申し込み下さい。参加希望者には散策コースの案内と資料、参加への諸注意等を事前に送付させて頂きます。

相武山 山主

2012年10月26日

夏の風景(わらべ会から 2)

スイカ割り当たるも割れず

2012年08月01日

夏の風景(わらべ会から 1)

お母さんとたたく太鼓

はじめは紙のバチで練習

流しそうめんは涼味満点

2012年07月31日

「わらべ会」お寺で夏を楽しむ

夏空ににぎやかな子どもたちの声が響きました。
陽にあたると痛いような暑さの29日(日)、11時からひさしぶりに「わらべ会」を開きました。わらべ会は妙法院檀信徒の小学生を中心とする子供たちに、「お寺に親しみ仏さまの教えに縁を結ぶ」ことを願って開かれているものです。妙法院としてはしばらく活動停止状態でしたが、すばらしい自然環境に新たな寺院もできて、子どもたちが遠慮なく家族と仏縁を深める環境が調いましたので、この夏から執事の興厳師を中心に活動再開となりました。
事前の準備に戸惑い案内も遅くなったこともあって、この夏の参加者は7名でしたが、そのご家族とサポートに熊木さん、菅野さん、金澤さん、山村さんが参加して頂き、皆んなで楽しい夏の一時を過ごしました。

午前11時にはそれぞれ集合。わらべ会の前にこの6月に誕生された中里彩乃さんの初参りが行われ、参加者も一緒にお参りをしてみんなで健やかな成長をお祈りしました。わらべ会は始めに皆んなでお経の練習です。興厳師お手製の子供用お経本(方便品・自我偈のみ)を手に、法華経の方便品と寿量品の自我偈を一緒にゆっくりと読み上げました。「仏さまに向ってお経を読むということは、仏さまとその教えを信じるということを意味しており、心が落ち着いて安心して生活ができるようになります」と説明しました。お経の後には私から「挨拶のできる子どもになろう」「お父さんやお母さん、家族や友達に感謝できる子どもになろう」とお話をしました。
続いて興厳師による太鼓の練習です。子供たちにはまず興厳師の作った新聞紙のバチが手渡され、妙(右)・法(左)・蓮(右)・華(左)・経(右)とお題目を五打のリズムで打つ練習です。はじめはなかなかリズムがつかめないようでしたが、身体を動かすことと音には敏感な子供たちですから、間もなくそれなりのかたちとなり、本物の太鼓の前に進んみ五打のリズムで楽しそうに太鼓を叩いていました。

お昼も過ぎる頃、本堂の前に張られたテントの中では「流しそうめん」の準備ができました。子供たちも興味津々でした。お母さん方に湯がいてもらったそうめんを竹の水路にながすと、竹の水路の両側に陣取った子供たちが声を上げながら、早速箸をのばして上手にすくってうれしそうに食べていました。副食におにぎりや焼き鳥なども出されて、子供たちばかりではなく大人にも楽しい昼食となりました。
流しそうめんが終わると子供たちはしばし甲斐犬の「リョウマ」とコミュニケーション。そして、スイカ割りに移っていきました。はじめにお姉ちゃんの若菜ちゃんが重い木刀を上段に構えてみごとに一撃、しかし、割り切れずにその後はみんなで割っていました。われたスイカは参加者みんなで美味しく頂きました。

スイカ割りが終わると子供たちは客殿に移動してうちわ作り、サポートの方々はテントなどの後片付けに取りかかりました。客殿はエアコンが設置されたばかりで炎天下の境内とはうってかわった涼しさです。興厳師が用意したうちわの部材とクレヨン・色鉛筆が長机に並べられ、子どもたちは思い思いに絵を描きはじめました。幼い子もお兄ちゃんやお姉ちゃんに負けずに楽しそうにクレヨンを使って遊んでいました。やがて絵が出来上がりうちわに貼り付けて完成です。出来上がったうちわには私が子供たちの名前を筆で書かせてもらいました。笑顔で出来上がったうちわを中心に皆んなで記念の写真を撮り、本堂にお参りして興厳師の終了の言葉をもって今年の夏のわらべ会は閉会となりました。
参加者は異口同音に「楽しかった~、おもしろかった~、よかった~」と語りあい、来年も友だちを誘いあって参加しようと話しがはずんでいました。境内や周囲では蝉も鳴きだし、トンボも飛び、アゲハチョウも飛び交う夏本番ですから、帰路につこうとしても親の言葉が耳に入らない子供たちは雑木林に虫を追いかけて行きました。

暑い中でのわらべ会でしたがとても楽しい一日でした。子供たちの声は大人たちや周囲に元気を与えてくれる貴重なものです。わらべ会は現在年末のお餅つきを検討中ですが、秋と春にもお寺で楽しく遊べる工夫をしてまいりますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。参加希望の方は遠慮なく妙法院までお申し出下さい。

相武山 山主

 

2012年07月30日