相武山 妙法院のブログ

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相武山 妙法寺 ブログ

菩提寺境内を浄めて

当山では毎年初夏の頃から秋まで数回にわたって境内清掃作務を行っています。作務は境内樹木の伐採と整備、遠慮なくグングンと伸びてくる雑草を除草して境内の整備をはかるものです。
当然、日頃から本堂や客殿や寺務所などはもちろん、境内や参道、駐車場などの清掃整備は寺内で行っていますが、さほど広い境内ではなくてもやはり手が回らないのが実状です。また、樹木や雑草の伸びるスピードは油断できません。放っておくとすぐに荒れ野状態になってしまいます。そこで定期的に作務の日を設けて檀信徒有縁の方々にご協力を願っています。

8月は8日(土)と30日(日)に境内清掃作務を行いました。8日は主にバス通りからの参道を清掃整備、市民の森から伸びて参道にかかる背の高い雑草を退治。大きなゴミ袋10杯分の成果でした。30日は墓苑周囲のレッドロビンの伐採と整備清掃。さらにゴミの収集に出せる形に整える作務が中心でした。その他、両日ともに猛暑の中、本堂前や三師塔前の草取りにも汗を流しました。

今年の境内清掃作務は8月30日が最終日。毎回8名~15名前後の方々にご参加頂き、約1時間半から2時間ほどの作務でした。菩提寺の境内が浄められて仏祖三宝尊もお悦びになり、お参りの方々も清々しく思われることでしょう。皆さまご多用のなか猛暑にもかかわらずご協力いただきありがとうございました。

相武山 山主

2020年08月31日

お経参りを作務に変更

妙法院では毎年6月から9月頃にかけて檀信徒宅に「お経参り」をしています。私は布教所開創当時からお盆経のかたちに習って各家庭のご本尊様に参詣してきました。年に一度はご信徒宅の仏壇にお参りして、ご家族みなさまの信行増進と日々の平安を祈念し、各家先祖と有縁精霊への追善ご回向を申し上げています。
お盆の時季に関わらず期間を長めにとってのお参りなので「お盆経」といわずに、「お経参り」と称しています。ご家庭によっては「故人の命日にお参りしてほしい」と希望されることもありますので、その希望にそってお参りすることもあります。

かつては僧侶が檀家さんのお宅にうかがうのは夏の風情の一つでしたが、最近は目にすることが少なくなってきたように思います。「仏教離れ・お寺離れ」がこのようなところにも影をおとしているようです。妙法院でも時間をつくって毎年40~50軒ほどお参りさせて頂いていましたが、近年は日程の都合などから20~30軒ほどになっていました。お経参りはご信徒と親しく言葉を交わすことのできる佳い機会ですから、これからも大切にしたいと考えています。

今年の夏は弟子の純興師(四日市市慧光院住職)の応援も得て、少しでも多くのお経参りをしようと企画していましたが、コロナ禍のために例年よりもわずかなお経参りとなってしまいました。純興師には7月と8月にそれぞれ一週間ほどの時間を用意して頂いていたので、かねてからの希望であった境内樹木の剪定、伐採、搬出の作務に急遽変更してもらいました。

裏庭の樹木の伐採、墓苑周囲や永代供養墓久遠廟の西側にある緑地の伐採、雑木林の伐採とそれぞれ搬出の作業です。純興師と興厳房と非力な私の3人の作務でしたが、7月と8月の二回、軽トラック山盛り8台の作業を行い、かなり境内がすっきりとしました。7月の下旬は明けぬ梅雨空での作務、8月下旬は猛暑のなかでの作務でした。
みどり豊かなことは有り難くすばらしいことですが、それなりに管理の労力が必要になるのですからよくできたものです。ここにも「プラスがあればマイナスがある」という摂理がよく理解されます。

連日猛暑の中、コロナ禍を心配することなくお経参りができるようになることを仏天に祈っています。

相武山 山主

2020年08月29日

清掃作務とブルーベリー狩り

26日(日)は境内清掃作務に汗を流し、その後、ブルーベリー狩りを皆さんと楽しみました。
梅雨が明けそうもない横浜。前日までも雨が降り続き、朝方も時折雨がぱらついていましたが、天気予報では間もなく雨も上がり、曇り空から青空ものぞくということでしたので、問い合わせをいただいた方々には「予定どおり境内清掃作務とブルーベリー狩りを行います」とお伝えしました。

すばらしい予報の的中でした。9時頃には雨もすっかり上がり、曇り空からやがて青空が広がって陽が射してきました。作務は三師塔前と境内路と駐車場の草取り、境内のアジサイや雑草の刈り取り撤去、墓苑両サイドの雑草撤去。9時半頃から11時過ぎまでみんなで汗を流しました。伐採した樹木と刈った草は70リットルの袋で22袋、寂静庵の前はゴミ袋でいっぱいになってしまいました。

11時半からはお待ちかねのブルーベリー狩りです。当山からブルーベリー畑までは徒歩2分。ブルーベリーを栽培され企画にご協力いただく櫻井さんも、朝から「今日はどうされますか・・・」と気にかけておられましたが楽しいひと時を持つことができました。

畑の入り口で手を消毒し、櫻井さんにワンコインをお渡ししてブルーベリー収穫のパックをいただくと、たわわに実ったブルーベリーは目の前です。櫻井さんからは「二種類のブルーベリーを楽しむことができます。たくさん食べて美味しいブルーベリーをパックいっぱい詰めてください」というアドバイス。

参加者はパック片手にまずは味見。皆さん笑顔でしっかりいただきながら味の選定です。ひととおり味見した後はこぼれんばかりにパックに詰めていました。今年は日照時間が少なかったにもかかわらず、とても美味しいブルーベリーが収穫できました。

その後、当山にもどり本堂前で落合さん手作りのスイカをみんなでいただき談笑。しかし、スイカを頬張っているうちに空模様が怪しくなってきました。曇り空がさらに暗くなるとポツリポツリと小雨が降ってきたのです。皆さん「今日は何という絶妙な天気でしょう」と驚いていましたが、天候のあやに感謝して散会となりました。

例年7月最後の日曜日は「わらべ会 夏のつどい」を開催していましたが、今年はコロナ禍のために残念ながら中止となりました。来年はコロナ禍が収束して子どもたちの笑い声がこだまするわらべ会が開かれることを祈っています。

相武山 山主

2020年07月29日

蝉の初鳴き

6月11日に梅雨入りした横浜では40日以上も長雨が続いています。九州地方ほどのひどい豪雨災害となっていないのは幸いですが、梅雨入り以来ほとんどお日さまを見ないこともあり、梅雨空を見上げてついつい「早く梅雨が明けないかな~」と愚痴も出てきます。

そんな22日、夏の風物詩である蝉の初鳴きを聞きました。「まだ梅雨も明けていないのに・・・」と思いながら、「蝉には蝉の都合があるんだろうな・・・」などと勝手にうなずいていました。もちろんあの猛暑をあおるような喧しい鳴き声ではなく、数も少ないのかか細い鳴き声です。

自然界の営みは元来人智を越えているものですが、それでも人類の叡智の積み重ねによって知り得た理(ことわり)もたくさんあります。したがって、想像とはちがう営みにふれると「なぜ・・・」と思うことが少なくありません。それは四季折々の草花や木花の開花、虫や鳥などの動きについて、「例年ならこうだよな~」という勝手な先入観があるからでしょう。よく考えてみれば自然の営みは毎年まったく同じということは無く、その年その年で微妙に異なりがあるものです。

梅雨の長雨のなかで蝉の初鳴きを耳にして、ふと「なぜ今・・・」と思ったのも、梅雨が明けた夏らしい暑さのなかで蝉は鳴いているというイメージが先行していたためかもしれません。何ごとも思い込みと一方的な断定には注意が必要のようです。

蝉の初鳴きに少し遅れて24日の夜にはささやかに虫が鳴き始めました。これまた「もう虫の音が・・・」という感じですが、私たちのコロナ禍の不安と混乱の世相にはお構いなく、虫たちには虫たちの理(ことわり)にしたがった自然の営みがあるようです。大乗仏教では森羅三千のすべての営みを妙法の理(ことわり)として尊重し、自らの人生に活かすことを教えています。

相武山 山主

2020年07月26日

わたしのお寺&ゆかりのお寺

初夏を迎え、当山墓苑のレッドロビンの葉がわりに見られるように、常緑樹も葉代わりの時季となりました。枯れ葉の色ではありませんが、絶え間なく緑の葉が舞い落ちます。秋の落葉と同様今の時季は落ち葉との闘いとなります。
何ごとにも表と裏、正と負、プラスとマイナスがありますから、緑の豊かさと自然の営みを愛でる悦びの裏には、緑との調和を考えたり剪定や清掃という作業がまっています。狭い境内よりは広い境内の方がゆったりとして有り難いのですが、広ければそれだけ掃除と管理に時間がかかるということになります。
当たり前のことですが、いいとこ取りで行きたいと思ってもそうは問屋が卸さないということです。楽しむためには苦労があり、権利のためには義務があるということでしょうか。この道理はあらゆる場面に及びますから、ここを理解できるだけでもより良く生きるための知恵を頂いたということができるでしょう。

さて、ゴールデンウイークの最中5/5(月)の午前中に境内の草取り清掃を行いました。例年、年末はもちろん初夏から秋にかけて何回か声をかけあい、講中みんなで取り組んでいる清掃作業です。いつも、当山を「わたしのお寺」と思って頂ける方々に、自主的に参加できる時間だけの作業をお願いしています。今回レッドロビンの剪定だけは2週間ほど前に私と興厳房で行いましたが、温かさに境内地一面雑草は遠慮なく生えてきていますので、草取りが主たる作業となりました。
当日は私も草取り&剪定に参加するつもりでしたが、5月1日の朝、徳島県広徳寺の住職を務めておられた磯崎文城師が逝去され、その葬儀に参列するために不在でした。声かけ人の新倉講頭さんも都合で参加できず、ご協力頂いた方々には失礼をいたしましたが、興厳房がよく準備をしてくれたようで、皆さんのご協力のもと、境内はもちろん荒れていた駐車場の方まですっきりと清掃頂きました。混乱なく無事に作業が行われたことに御礼を申し上げます。

当山は社会に開かれた寺院をめざしていますから、現在は仏事の相談や人生の相談、終活やお墓や永代供養墓など、いろいろな方が散歩がてらにお出でになります。荒れていたり汚れていたりしては興ざめですから、これからも境内の管理と清掃には留意して行きたいと思っています。「妙法院はわたしのお寺」との意識をお持ちの檀信徒の方々には、これからもご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
なお、ご協力頂いた方々は、新倉さん兄弟、熊木さん、川脇さん、阿部さん、落合さん夫妻、中澤さん親子、久保さん、阿部さん、和田さん、芦川さん家族、白濱さん、奥田さん、 辻本さん、高橋さん、金澤さん親子、小田さん22名でした。
ありがとうございました。

相武山 山主

2014年05月10日

お経日とお花見

当山の南西側に広がる追分市民の森では3月23日に菜の花まつりが行われました。お彼岸中ですから足を運ぶ時間はありませんでしたが、市民の森を管理する地元の人々の主催で、春を迎えたこともあり、お花畑に植えられた菜の花を楽しもうという催しです。大都市の中の菜の花畑としてはチョットした規模で、花が満開になるとむせるような香りでいっぱいになります。今年は二度の大雪に見舞われたこともあり、例年より開花は遅かったようですが、当日はお天気も良かったので大勢の方が菜の花と春を楽しまれたようでした。
この時季たくさんの市民の方が3つの市民の森(追分、矢指、瀬谷)が続く当山周辺の散策を楽しんでいます。手ぶらで気軽に歩かれる方、リュックを背に歩かれる方、一人で鼻歌をうたいながら気楽に歩いている方、友だちと笑いながら歩いている方とそれぞれですが、春がやってきたんだな~というのどかな風情は平和でうれしいものです。

やはり春はサクラ
サクラは寒さのなかでつぼみをふくらませ、暖かさに誘われてピンクや薄ピンクの花が華麗に開き、やがて風に吹かれてはかなく舞い散ります。華やかさとはかなさを見せる姿は人生とも重なるようで、私たちの感性になじんでいるのではないでしょうか。
今年は墓苑周囲の河津サクラの開花が少し遅れましたが、本堂南側と雑木林のソメイヨシノはほぼ例年通りお彼岸が終る頃から咲き始めました。27日の小雨の中で咲き始めたサクラは、3日ほど前から風に舞い散るようになり、リョウマの鼻の頭にも花が乗っていましたが、桜花はいつもより長めに咲いて参詣者や私たちを楽しませています。

4月1日は月例の「お経日(おきょうび)」でした。相鉄線の三ツ境駅から当山に参詣された方々は、駅からのバス通りでサクラのトンネルをくぐって見えられたことでしょう。お経日は月の初めに菩提寺(ぼだいじ)に参詣して仏祖三宝尊をはじめ先師先達にご報恩申し上げ、この一月の信行精進を誓願(せいがん)申し上げる法会(ほうえ)のことです。また、この折りにご先祖や有縁精霊へのお塔婆供養をなさる方もおられます。古来日興門流(にっこうもんりゅう)では仏弟子としての信行を磨くために、この1日のお経日と13日の宗祖ご報恩講への参詣は、仏道修行の要と位置づけられてきました。仕事や用事があって参詣できない方や、病気や体調の都合で参詣できない方も当然おられますが、仏弟子としての自覚をお持ちの方々は、仏法護持のための浄財をささげられ報恩行を勤めておられます。中には三十数年欠かすことなく参詣されている方もおり、その尊いご信心には深く敬意を表する次第です。
勤行・唱題後の法話では、妙風新聞の4面「御心を拝して」のコーナーから、宗祖の御書を拝読してお話を申し上げ、参詣の皆さんと倶に仏道を学びましたが、これからも志のある方々が一人でも二人でも増えて、一緒に「お経日」を勤めて行けたら良いなと願っています。そのためにも内容を充実して行かなければならないと自戒しています。

本堂前のサクラも開花しましたのでお経日の後には皆さんと急遽お花見をしました。サクラの樹の下にカーペットを敷いて仰いだり、回廊から咲き誇る花を見上げたり、ベンチにすわってゆったりと愛でたり、それぞれのスタイルで温かいお茶と桜餅を頂きながらしばし歓談の一時をもちました。春を満喫したような気持ちになりとてもリラックスできましたから、明年もこのような機会を持てたら良いな~。あらかじめ花見のご案内をして、より多くの方々に楽しんで頂こうと思いました。

相武山 山主

2014年04月10日

河津ざくらが咲きました

ようやく厳しい寒さも峠を越えたようで、墓苑の南側に植えた「河津さくら」が咲き始めました。保土ケ谷区の老川さんがお持ちになった苗木を植樹してもう6年くらいになるものです。河津さくら特有の少し強いピンク色の花が特徴です。桜もいろいろな種類が在り、私はどちらかというとソメイヨシノのような淡いピンク色の花の方が好きなので、失礼ながら老川さんにも「あまりわたし好みの色ではないんですが・・・」とお伝えしましたが、気持ちは移ろいやすいので、気が変わるかなと思っていましたら、そうです。やはり桜もそれぞれの持ち味があって、観る側の先入観をとりのぞけば、すべてがすばらしい色彩に映ります。己れの浅はかさにも気づかされた次第でした。

例年お彼岸やお盆などの前にはいろいろな事情で当山にお参りができない方々から、ご本尊様への御供養やご先祖・有縁精霊への追善供養のため塔婆願いをお受けします。菩提寺を一つの縁として仏の道を護ろうとされるご信心、ご先祖やゆかり深い方々への思いがこめられた供養は倶に尊いものと存じ、その都度御宝前にお供えしてその志を懇ろに申し上げております。
今年の春のお彼岸を迎えて、先日戸塚区の小林さんから塔婆願いと彼岸会と建設への御供養が届きました。小林さんは今年94才を迎えることになると思いますが、当山開創からのご信徒で信仰心の篤い方です。以前より足腰が弱くなられて外出が難しくなっていましたが、最近は横になることも多くなったとうかがっていました。手紙を書くことも辛いのではないかと案じておりますが、頂いたお手紙は短いものですが、老境における小林さんの心中がよく伝わってまいります。少しでもこころ安らかにあって頂きたいとご本尊様に祈念申し上げ、ご返事も差し上げましたが、一緒に信仰に励まれた同志の方々にも近況を伝えられたらと思いここにご紹介させて頂きます。

『いつもお便りすみません。私はとうとう歩行が出来なくなりベットの一日生活です。現在は息子に全部任せていますので、何にも自由にならなくなり情けないと思います。歳を取り、動けぬ自分が悔しく「なんで、なんで」と思います。それでも、大聖人様の教えを信じて、老後をなんとか楽しく終わりたいと思うばかりです。
今はお寺よりの便り、又中澤さん菊地さん坂上さんとのお便りが何よりの楽しみです。信心してきて本当に良かったと存じます。元気な時にもっともっとお寺に行って、ご住職の法話を聞いていたらと今になって悔やまれます。今はただただ御本尊様に一日一日平素に過ごせる様、お題目を唱えて居ります。お寺も立派になられて長生きして良かったと存じます。
今後ともよろしくお願い致します。   小林
御尊師様』

短い手紙ですが、行間からは小林さんのさまざまな思いがにじみ出ているように感じました。私は朝の勤行と夕べの勤行には、常に檀信徒をはじめご縁を結ばれた友の会の皆さんの当病平癒とご健勝をお祈りしています。外護を頂き心を寄せて頂きながら、僧侶のできることといえば、己れの信・行・学を深め、誠意をもってご縁のある方々の無事と活躍を祈る事しかありません。これからも心を込めて有縁・無縁の皆さんの泰平を祈ってまいりたいと存じます。

相武山 山主

2014年03月17日

記録的な大雪のなかで

日曜法話会と宗祖誕生会
先週8日の大雪の衝撃もさめやらない14日早朝からの降雪。予報を上回る降雪は前回をしのぐ記録的な大雪となりました。関東甲信地方では前回同様多数の死傷者が出たばかりか、孤立地域が出て自衛隊に出動要請が行われたり、農業をはじめ各産業に大きな被害がでました。被害を蒙った方々にはお見舞いを申し上げます。
今回当山周囲では、雪は吹きだまりでは約70センチくらい、吹きさらしで20センチくらいの積雪でした。いつもながら横浜でも多い積雪だったのではないでしょうか。また、雨が降ったからでしょうか、前回より2割から3割雪が重いような気がしました。

雪の後には雨という予報でしたから、雨で少しは雪が溶けるのかと淡い期待をもちましたが、15日朝、望みはあっさり退けられ、湿り気を増した雪を午前2時間、休憩を入れて午後2時間半、興厳房と家内と一緒にかくこととなりました。
翌16日には「日曜法話会」と「宗祖誕生会」を予定して居りましたから、参加者がお出でになろうとなるまいとせっせと雪かきです。
まず境内の道を確保し、次第に周囲に道を広げて行きました。当山の周りだけ歩ければ良いというわけにはいきませんから、北側や東側の一般道につながるまでの雪かきとなりました。駐車場もかいておきたかったのですが、4台から5台分の広さを確保したところで翌日にすることにしました。

16日は宗祖ご誕生の日、風は強いものの青空が広がりました。午前11時からは日曜法話会、午後1時からは宗祖誕生会を執り行いました。法話会の前に開催を確認する一般の方からの電話がありましたが、今回は先月始めてお見えになったご婦人がお二人、檀信徒が15人の参加を頂いての法話会となりました。風の強いなか雪を踏みしめての参加聴聞には仏教を学ぼうという熱意を感じました。
今月のテーマは宗祖のご誕生にちなんで「日蓮という人」。末法の法華経の行者を仏と拝する富士門流で宗祖を「人」などとお呼びすると、「けしからん、謗法だ」とまでいわれそうですが、一般の方々が聴衆の法話会であり、世間的には毀誉褒貶・好き嫌いの大きく分かれる宗祖ですから、まずそのご生涯と人柄、その願いと精神を理解して頂くために、通常の表現を用いた次第。

今回の「世相」は『冬期オリンピック ソチ大会』と『記録的大雪』についての意見です。初めにオリンピックと開催地ソチにふれた後、「各競技選手は恵まれた才能の上にさらに懸命な努力をしている。結果は技術と精神力、そして時の運にも左右される。結果は大切だがすべてではない。選手と観賞者双方に楽しみと学びがある」など私の観じた意見をお話しました。

もう一つの「世相」の話題は『記録的大雪』。2/8と2/14の二度の大雪の模様をお伝えし、「天気予報がより正確になってきた。大雪は低気圧と寒気の関係から。想像を超える事態(交通機関のマヒ、積雪による事故、ライフラインの障害等々)、事象に学ぶ(自然の営みの大きさを学ぶ)」など私の観じた意見をお話しました。

その後、テーマ 「日蓮という人」サブタイトル ー日蓮の誕生にちなんでー として法話を申し上げました。
その内容は、「① 知っているようでもよく知らない日蓮という人。② 日蓮を尊敬し信仰する人々。③ 誕生から求道へ。・ご誕生・出家・諸国遊学・日蓮の疑問と求道。④ 日蓮の願いと実践。・立教開宗へ・法華経の身読・衆生救済への思い。・忍難弘教・法難を法悦に享受した日蓮。⑤ 妙法流布への礎。・身延入山(国諫三度・順縁広布から逆縁広布へ)・弟子の育成・檀越信徒への教化・出世の本懐(熱原の法難)。⑥ 入滅と六老僧の選定。
時間の都合上、宗祖の大きな聖跡を駆け足で概観するだけでしたが、日蓮大聖人の教えを信仰する当山ですから、機会を新たにしてじっくりと解説したいと思います。

法話会が終わり小憩の後、午後1時からは宗祖のご誕生会(たんじょうえ)を執り行いました。20名ほどの参詣信徒の唱題の中、赤飯を盛った献膳を御宝前にお供えいたし、皆さんと倶に懇ろに読経・焼香・唱題を申し上げ、如法(にょほう)に宗祖の誕生に報恩謝徳申し上げました。この法会の意義は宗祖が我が国に誕生され、さまざまな法難を乗り越えて、仏教の根本である法華経の教えを私たちのために説かれたことへの感謝を捧げるものです。
その後の法話では、日興門流に伝わる「産湯相承事」を拝読し、宗祖ご誕生にちなむお話を申し上げ、大雪の残る中参詣された皆さまと宗祖をお偲びしました。

相武山 山主

2014年02月26日

横浜も墨絵の世界

穏やかな晴天のもとでせり御講を執り行った翌日の8日、気象庁からの天気予報どおり全国的に雪模様となりました。当山周辺も未明からの降雪で朝にはうっすらと雪化粧。午前中から止むことなく降り続いた雪は午後から強い風をともなって吹雪の様相でした。まるで北国に来たかのような光景です。本堂北側の扉の隙間から雪が入ってきたので、畳を上げ隙間には養生テープをはって一時しのぎをしました。強い風のためにシャッターもしめなければならないほどでした。

関東地方のニュースでは朝から深夜まで、降雪模様と交通機関の運行状況が絶え間なく流れていました。関東では東京を中心に20年から40年に一度という積雪になりましたから、交通機関の大きな混乱をはじめ各地で事故や怪我が報じられました。数名の死者まで出たということで死傷者は一千人を越えたようですから、慣れない雪対策には十分な注意が必要ということがわかります。
夕方、ニュースを見た北海道と新潟のご住職から「横浜もふってるね~、大丈夫かい・・・」というお見舞いの電話を頂きました。北海道や新潟の寒さと豪雪には比べるべくもありませんが、折からの大雪に雪国のご苦労をしのぶこととなりました。

翌日は朝から雪かきです。私は北国の出身ですし札幌のお寺に在勤したこともありますから、雪かきは苦手ではありませんが、境内周囲の道路から駐車場、境内と墓所となると、かなりの時間がかかります。青空の広がる中、興厳房と二人でしっかりと汗をかかせてもらいました。お陰様で己れの体力についてもよくわかりました。

リョウマは甲斐犬ですから雪がスキかなと思ったら、亡くなったボブほどに喜んではいませんでした。どちらかといえば寒がりかなという感じです。それでも興厳房に追われて雪の中をジャンプしていました。ボブは甲斐犬の雑種だったせいか寒さに強く、雪も大好きで降雪の時には羽沢で走り回っていたことを思い出します。

9日・10日の晴天でかなり雪は溶けましたが、一部昨日の宗祖御報恩講まで残っていました。そこに今日は早朝から再度の降雪です。最近の天気予報は良くあたります。2・3日前から降雪予報を出していましたがその通りになりました。今も横浜の北西部に在る当山周囲は吹雪模様です。これから深夜まで強く降るということですから、どうなることやらと案じています。明日は雨という予報ですが、強い風もあるそうなので、被害も事故もできるだけ少ないことをお祈りし、これから16日(日)の日曜法話会のレジュメを作ります。
明日も雪かきでしょうか。それとも雨で少しは溶けてくれるのでしょうか。

相武山 山主

2014年02月14日

お初を供える

秋の季語でもある金木犀の花が咲き独特の香りが当山境内に漂っています。近年は芳香剤のイメージが強いキンモクセイですが、常緑の葉の間からかわいいオレンジ色の花が顔を見せ、あまい香りが深まる秋を知らせています。私にとってこの樹木と香りは、子供の頃の大石寺・御宝蔵のイメージとダブります。今はわかりませんが約50年ほど前、小僧として修行させて頂いていたお山の御宝蔵周囲にはこの木が植えてあって、この時季になると辺り一面に良い香りを流していました。

小僧の頃の秋のイメージは上野村の田んぼに実った稲穂と熟した柿、学寮(がくりょう)の見事な銀杏(いちょう)とそのギンナン拾い、そして掃いても掃いても取り切れない枯れ葉といったところでしょうか。そして秋も深まる11月の20日頃になると、一年で最も重要なお会式(おえしき)を迎えてお花作りや大掃除という作務(さむ)に励むことになります。お会式を迎えるとお山も冬支度で小僧も足袋をはくことが許されますが、枚数も少なくこまめに手入れもしませんから、冬でも皆例外なく素足での修行を余儀なくされていました。あの当時と変わりのない香りにふと小僧の頃を思い出した次第です。

去る一日(火)のお経日(おきょうび)の後に、参詣者の方々とお会式の桜の花をつくりました。今回は4尺の竹ひごにつぼみと花と葉をテープで巻き付ける作務です。お陰様で100本ほどの花が出来上がりましたから残りは半分ほどとなりました。13日(日)の午前11時からの御講の後に引き続いてお花つくりをする予定ですので、次回にはすべて出来上がることと思います。20日(日)の日曜法話会の後にもお花つくりを予定していましたが、不要となりそうで有り難い限りです。ご協力ありがとうございました。

さて、今年の新しいお米「新米」を御宝前にお供え頂きました。もう20年ほどにもなりますか、市川市の松浦さんは年に数回定期的に実家の茨城県稲敷市の弟さんの手になる白米を御本尊様にお供えされています。丹精されたお米でいつも有り難いことと思い感謝しておりますが、この時季届けられるお米は今年収穫されたばかりの新米です。いつものお米も松浦さんが自慢されるようにとても美味しいお米ですが、新米はまた格別といったところでしょうか。食生活も各家庭で異なり、食の好みもまちまちですから一概には言えませんが、稲作を文化とする我が国の歴史から、私たち日本人にとって秋のお米の収穫は一入(ひとしお)の思いがいたします。
ふっくらと炊きあがった新米を仏器に盛り、ふくいくとした香りと共に御本尊様にお供え申し上げ、ご報恩の心を込めて鈴を打つと、自然の恵み・農業の営み・信仰のこころ・それらのすべてが有り難いことと、感謝の思いがじんわりと湧いてまいりました。

季節の作物を初めて仏様にお供えすることを「お初(はつ)を供える」といいます。これはお寺でも各家庭でも同様ですが、仏様を恭(うやま)う心がかたちに表れたものです。信仰のその心を皆んなで大切にしたいものです。

相武山 山主

2013年10月08日