相武山 妙法院のブログ

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相武山 妙法寺 ブログ

暑中のブルーベリー狩り

7月30日(土)12時より妙法院北側の畑でブルーベリー狩りを楽しみました。ブルーベリー狩りは5年前から地元の櫻井さんのご厚意で行っています。この日は猛暑の中、午前10時からの境内草取り作務を終え体調を整えてからの催し。

10数名の参加者は始めに櫻井さんから『ブルーベリーは樹種によって味が異なり、樹種は同じでも樹によって味が違います。つまんで味見してください。黒く張りがあってポロリと採れるブルーベリーが良いと思います。ほとんど農薬は使用していないので、冷蔵庫で冷やして水洗いして新鮮なうちに召し上がってください』と丁寧な説明を受けました。

各自、櫻井さんから収穫用のフードパックを500円で受け取り早速畑の中へ。慣れている方もいれば初めてで戸惑いがちの方もいます。味見をしながらつまむうちに段々調子も良くなってきて、皆さん20分ほどもすればフードパックも一杯です。2パック~3パック収穫される方も多く、中には友だちから頼まれて10パックという方もいました。
当日の気温はかなり高く汗を流しながらの行楽でしたが皆さんとても楽しそうでした。最後は櫻井さんにお礼を申し上げて散会。

今年は6月下旬からの猛暑、7月中旬の戻り梅雨でその味を心配していましたが、まったく問題なく美味しいブルーベリーを採ることができました。櫻井さんのご厚意に感謝しながら私も新鮮な夏の味覚を頂戴した次第です。
ブルーベリー狩りは8月の1日(月)と8月13日(土)の両日、午後2時半からも行われますので関心のある方はご参加ください。

相武山 山主

2022年07月31日

猛暑に草取りと伐採樹木の搬出

7月30日(土)午前10時から境内の草取りと伐採樹木の搬出をしました。伐採樹木は新暦お盆の前後に伐採したものの搬出の機会がとれず、境内と駐車場に積み上げていたものです。この日は人手も得られそうでしたので軽トラックを借りての搬出。草取りは本堂前から三師塔前まで、月末から猛暑がぶり返し酷暑という表現がふさわしい中で皆さんに汗を流して頂きました。

途中、麦茶休憩をとりながら約2時間の草取り。お陰様で本堂の前もきれいになりました。搬出はブルーベリー狩りの後、夕方まで続きましたが、寺内だけでは草取りも伐採樹木の搬出も辛いので応援は大いに助かります。参加頂いた熊木さん、小原さん、柴さん、森さん、安西さん(2)、市川さん、終盤参加の中里さん(3)、ありがとうございました。

草取りや境内清掃作務は定期的に行われます。隔月発行の行事予定表でお知らせしますので、檀信徒の皆さまには菩提寺整備のためご協力をお願いします。

相武山 山主

 

2022年07月31日

夏季法門研修会

7月24日(日)午後1時から夏季法門研修会を開催しました。行事や法要の法話ではなく、法華経と日蓮大聖人の教えをじっくりと学ぶのが研修会の目的。妙法院では春夏秋冬の四季に開催し、それぞれ小憩を挟んで3時間ほど集中しての修学です。


昨春からは宗祖誕生800年を記念して正信会から発刊された「現代語訳法華経要品」を読み進めています。それぞれの研修会では「法華経の成立とその内容、インド・中国・日本三国の仏教史、法華経と日蓮教学、日興門流の法華経観」などを概観しながら、法華経の中心的思想と位置づけられる方便品を現代語訳で学びました。

私たちは日頃方便品の読誦は「唯仏与仏 乃能究尽 諸法実相」と十如是までですが、方便品はその後、かなりの長さにわたって経典が続きます。宗開両祖の時代から近代まで「世雄偈」と称して読誦されてきました。現代でも丁寧に読誦されている僧俗が居られます。

十如是までは略開三顕一として略(ほぼ)三乗を開いて一乗を顕すことが説かれ、世雄偈では広く三乗を開いて一乗を顕すことが説かれています。そこには仏の出現の目的である「一大事因縁と四仏知見」が説かれ「三乗方便・一乗真実」が説かれています。仏さまはさまざまに教えを説かれますが、導く教えと修行の果得に差別があるのではなく、一仏乗としてすべての衆生を差別なく平等に救済されることが真の目的であることが示されるのです。

難しいことは置きまして、今回の夏季研修会では前回からの続きを読み進め、方便品のすべてを読了することができました。現代語に訳されていますから読むことはけっして難しくありませんが、易しい言葉の奥には大乗仏教の広く深い教えがこめられています。参加者の皆さんと丁寧に法華経の教えを学ぶ機会となりました。

日蓮大聖人の仏法は広範にわたりますが、所詮は「南無妙法蓮華経のお題目を受持する一行」に尽きます。しかし、教えを分に応じて学ぶように努めれば、その修学は修行に通じさらに信を深めることとなり、人生に生きがいと安心(あんじん)を与え、来世へのたしかな功徳を積むことになります。
これからも法門研修会を継続してまいりますので皆さまご参加ください。

相武山 山主

2022年07月30日

仏縁(善縁)にふれる『法華経は小善成仏』

世相に想うの後には「仏教に親しむ」の法話。
今月のテーマは「仏縁(善縁)にふれる『法華経は小善成仏』」です。
はじめに当山の帰依する法華経と大乗仏教についての解説。今までにもこの法話会において大乗仏教や法華経については語ってきましたが、日本の仏教を理解するためにも日蓮大聖人の教えを理解するためにも必須なので重ねてお伝えした次第。

仏教学者の三枝充悳氏(日本大百科全書)の「大乗仏教」解説を紹介。
大乗はサンスクリット語のマハーヤーナmahāyānaの訳語で、「多数の人々を乗せる広大な乗り物」の意。すなわち一切衆生(いっさいしゅじょう)の済度(さいど)を目ざす仏教という趣旨。
仏滅後数百年(紀元前後ごろ)インドにおこった新しい仏教運動は、それまでの諸部派に分かれて各自の教理体系を固めていたあり方を鋭く批判しつつ、幅広い諸活動を展開し、やがて新しい諸経典が成立するなかで、『般若経(はんにゃきょう)』以来この自称が確定した。
従来の出家者中心の仏教を一般民衆に開放し、在家(ざいけ)信者を主とする進歩的な考えの仏教徒の間からこの運動はおこり、異民族に支配されて混乱していた、当時の悲惨な社会状勢や、仏教遺跡のストゥーパ崇拝などとも関連が深い。
その最大の特徴は、現在多方仏(げんざいたほうぶつ)を認めて利他に向かう多くの菩薩(ぼさつ)をたて、また多くの大乗経典が生まれたことにある。3世紀以降インドに栄えたが、7世紀からは密教化が著しく、それは大乗よりも金剛乗(こんごうじょう)と称した。大乗仏教は、のち中国、日本など、またチベットに伝わり、その主流となる。
なお部派仏教に対する小乗(ヒーナヤーナ)の貶称(へんしょう)は、インドには顕著でなく、大乗仏教を根拠とした中国や日本で盛んであった。   []

続いてブリタニカ国際大百科事典 Mahāyāna Buddhismを紹介。
「1世紀頃に興った仏教の二大流派の一つ。古来の仏陀の教えを拡大し新しい解釈を加えた教派で,自分ひとりの悟りのためではなく,多くの人々を理想世界である彼岸に運ぶ大きなすぐれた乗物という意味で,みずからの立場を大乗仏教と呼んだ。
それ以前の釈迦の言行の伝承を中心とした原始仏教ならびに釈迦の法の注釈的研究を主とする保守派をいわゆる小乗仏教と貶称したが,これは適当でないので,上座部仏教,部派仏教などと今日では呼ばれている。この伝統的な部派仏教がセイロン (現スリランカ) ,ビルマ (現ミャンマー) ,タイなど南方に伝播したのに対し,大乗仏教はチベット,中国,日本など北方へ伝わり今日にいたっている。
大乗仏教と部派仏教では,仏陀の本質のとらえ方と,仏教徒として目指す理想が異なる。部派は古来より釈迦すなわち仏陀を真実の師とするのに対し,大乗は仏陀を俗界を解脱した存在であるとして,釈迦はその超絶した天上の存在が地上に現れた仮の姿であると解釈する。
大乗からみれば,部派の目指す羅漢は限られた己の目標にすぎず,すべての仏教徒が目指すべき理想は,菩薩すなわち己の悟りを開くのをおいても利他のために奉仕する姿である。
したがって,菩薩の徳である憐れみこそ,古来の仏教が強く説いてきた知の徳と同じものであるとする。このような菩薩思想の利点は他に受入れられやすい柔軟性であり,その概念は中国と日本で信仰される浄土教にも伝わっている。今日に伝わるそのほかの大乗派としては,禅宗,日蓮宗,天台宗がある。大乗仏教の経典はおもにサンスクリット語で記されているが,原典が失われチベット語訳や中国語訳のみが伝わるものもある。」

【法華経に説かれる小善成仏】
大乗仏教の精華である法華経にはささやかな仏縁(小善)が成仏への道であると説かれています。それは「御経の文句を一つ唱える、塔(ストウーパ)や仏舎利を礼拝する、仏像を拝む、子どもが戯れに砂で塔をつくるまねをする、壁に爪で仏像を描く・・・」など、そのすべてが仏縁(善縁)であるとする法華経の大きな慈悲と救済を顕すものです。

法話会では以下「法華経方便品第二(現代語訳)」を解説しました。
「あるいは広大な野原の中で、土を積みあげて仏の霊廟を造り、さらには、子どもが戯れに、沙を集めて仏塔を作ったりする。このような人びとは、みなすでに仏に成る道を成就している。
ー 中 略 ー
壁などに色彩画で、数多くの福徳によって飾られる仏像を、自分で描いても、また誰かに描かせても、その人たちはみな、すでに仏に成る道を完成している。また、子どもが戯れの中で、草や木や筆で、あるいは指の爪先で、仏像を描いたりする。このような人たちは、次第に功徳を積み上げ、大いなる慈悲の心を具えて、みなすでに仏に成る道を成就している。
しかもこの人たちは、おのずから多くの菩薩たちに勇気を与え、はかりしれない多くの者たちを、悟りの世界へと導いている。
もしも誰かが、以上のように造られた供養塔や宝像・画像に対して、花や香、幢旛や天蓋を供えて、尊敬の心をもって供養し、もしくは、誰かに音楽を演奏させ、鼓を打ち、角笛や法螺貝を吹き、簫や笛、琴や琵琶などの弦楽器や、銅鑼などの多くの美しい音楽を奏でて供養し、あるいは歓喜の心をもって歌い、仏の徳を詩にして讃え、またそれが、ほんの小さな声であっても、その人たちはみなすでに仏に成る道を完成している。
ー 中 略 ー
もしも、誰かが散乱した心のままで、供養塔の中に入って、たった一声『南無仏』と称えたりする。その人たちは皆すでに仏に成る道を完成している。多くの過去の仏に従い、現在の仏に従い、また仏が入滅された後に、もしも、この教えを聞くことができた人たちは、すべて仏に成る道を成就している。」

これらの経文から法華経では「小さな善き縁を大切にして仏道を成就する」ことがわかります。人間の愚かさを認めつつ仏の道を実践することの尊さが説かれている法華経。あらゆる小善が仏道であると説く法華経の大らかな世界をお伝えしました。

最後に日蓮聖人のことばを紹介。
『衆生心身御書』
「つゆ(露)つもりて河となる、河つもりて大海となる、塵(ちり)つもり て山となる、山かさなりて須弥山となれり。小事つもりて大事となる」
『顕謗法抄』
「後世を願はん人は一切の悪縁を恐るべし。一切の悪縁よりは悪知識を をそるべしとみえたり」
『四信五品抄』(現代語訳)
天台大師は「相似即の位に進んだ者は、次の世に生まれてもその得たものを忘れることはないが、名字即と観行即の位の場合は、次の世に行くと忘れてしまう者と忘れない者に分かれる。忘れてしまった者も善知識に値えば、前世で得たものを思い出すが、忘れない者が悪友に値えば、せっかく忘れなかったものを失ってしまう」と述べている。

むすびに「人生は出会いとその選択で決まる。人生には善縁と悪縁がある(互いに転ずることは可能)。善縁からは善知識、悪縁からは悪知識。現当二世(現世と未来世)に安穏の道を説く大乗仏教は最上の善縁。仏縁(善縁)にふれて人生を深く学ぼう。」と述べて法話会を終了。

2月の日曜法話会は20日(日)を予定しています。コロナ禍の沈静化を祈りながら皆さまの参加聴聞をお待ちしています。

相武山 山主

2022年01月30日

雪と春の七草

最近の天気予報はときに外れる場合もありますが昔に比べれば格段に向上しています。1月6日(金)はかなり前から関東地方も積雪との予報。気象庁の予報は見事に的中。横浜でも朝から雪が舞い始め夕刻にはうっすらと雪化粧となりました。
雪化粧などといえるのも雪国のような深刻な対応と被害がないために語れる言葉。雪国で生活する人々にとって積雪は愛情と憎悪の入り交じった複雑な感情の対象でありましょう。

私は北国で生を受け雪国での生活も経験しているので、日頃降雪も少ない関東や東海などで雪が舞い始めるとどうか事故がないようにと祈らずには居られません。雪が降ると些いなことでも交通事故や転倒事故が起こるからです。時には命にも及びますから雪に油断は禁物。細心の注意を払っていても事故になることがあります。まして能天気にいつもと変わらぬ行動しか取れなければ危険極まりなく、他者にも大きな迷惑をかけることになってしまいます。

当山では例年1月7日に御経日を執り行っています。年頭に参詣できない方やゆっくり初参りしたいとお考えの方も居られるからです。この日も名残の雪の中を十名ほどの方がご参詣。皆さまと一緒に門流先師先達への御報恩、当山檀信徒有縁精霊への追善御回向を懇ろに申し上げました。

法会後の法話は重須殿女房御返事を拝読。『この御書は晩年の宗祖が初春を寿ぎ法華経に志を供えられたご婦人に、法華経と宗祖の教えをわかりやすく示された御書。平易に法華経の根本的教えが語られている。拝読する私たちの心の持ち方や理解の仕方で、いくらでも広く深く仏教のおしえを展開することは可能。法華経のおしえは人生に必ず役立つものであるから一つ一つの教えを疎かにしないで学んで行こう』とお伝えしました。

この日は春の七草の日。我が国では春の七草を入れた「七草粥」を頂く風習があります。年末年始のおせちなどで疲れた胃や身体をいたわり、七草粥を食べて邪気を払い一年の無病息災を願うものです。


昨年はコロナ禍で御経日の後に七草粥をお出しすることはできませんでしたが、ここ数年は私が七草粥をつくって参詣者の皆さんに振る舞っていました。今年は興厳房が初のチャレンジ。
興厳房も気合いが入っていたのか、とても良い仕上がりで参詣の皆さまに喜んで召し上がって頂きました。

相武山 山主

2022年01月28日

新年を迎えるために

12月26日(日)は午前10時から歳末の大掃除。
すっかり冬枯れの風情となった当山では初冬の寒気を覚える中、三師塔を中心とした境内、バス通りからの参道、玄関からロビー、客殿、そしてトイレ等、檀信徒有志の方々によって歳末の大掃除を行いました。誰もが忙しい歳末ですが菩提寺の迎春にご協力を頂きました。

1時間半ほどの大掃除の後は新春初参詣への案内(ご案内、年中行事表、1月~2月行事予定表)封入作業。さらに新春参詣者へのお供物やカレンダーの準備にもご協力いただきました。これらの作業も私と興厳房の二人で対応すれば半日かかってしまいますが、多くの手があると瞬く間に済んでしまいます。有り難い限りです。

ご協力頂いた落合さん、森さん、久保さん、奥田さん、辻本さん、小原さん、安西さん、熊木さん、阿部さん、ありがとうございました。前日には瀬谷区の柴さんがお見えになり、『明日は参加できないので・・・』とおっしゃて1時間半ほどお一人で境内を清掃されました。皆さまの温かい想いに感謝しています。

30日の御前中、初春の御宝前にお供えする重ね餅を小原さんと興厳房がつくりました。自前のお重ねは一昨年からのことですが、小原さんのご指導よろしく興厳房も腕をあげているようです。また、川崎の阿部さんには参詣者へのお屠蘇や祝い昆布の準備、門松づくりにご協力頂きました。併せて御礼を申し上げます。

いつものように迎春の準備にバタバタと追われて余裕のない妙法院から今年最後のブログアップです。今年も檀信徒皆さま有縁の皆さまには陰に陽にお世話になり、無事に法燈をお護りできましたことに心より感謝を申し上げます。

相武山 山主

2021年12月31日

桜の花に報恩の想い

御会式では御宝前の両側に仏法の法界を顕現するお飾りが設えられ、海や山の上には寂光浄土を寿ぐ桜の花が飾られます。その桜の花やつぼみ、葉は9月から信徒の皆さんによってつくられました。例年、御経日や御講などの後に本堂や客殿で和やかに作ってきましたが、昨春からのコロナ禍によって、今年も昨年同様、各自、自宅に持ち帰ってつくって頂きました。

その花やつぼみ、葉を持ち寄って、今月1日の御経日、13日の御講、14日の目師会と3日にわたって、割竹を支柱に桜の花をつくりました。例年、小田原市の竹籠店に割竹を注文していたのですが、ご主人の高齢化と需要の減少で惜しまれながら今春廃業となりました。ネットで新たに提供先を探すことになりましたが、四国は高知の竹屋さんが見つかり発注。幸いに割竹の仕事はとても丁寧で気持ちよく作業ができました。

一枚の葉、一つのつぼみや桜の花には、ご信徒の日蓮大聖人への御報恩の想いがこめられています。何ごとも心の想いは言葉に出し、振る舞いに現れて伝わって行きます。御会式の荘厳は日蓮大聖人とその教えを尊敬するご信徒の志の表明といえるでしょう。これからも「お花つくり」には一人でも多くの方にご参加頂きたいと願っています。

相武山 山主

2021年11月30日

コロナが我が家にも

怖れていたことが現実となりました。市内のアパートに住む三男が中旬にコロナに罹患したのです。仕事柄から注意が必要と思っていたので、時折注意を促していたのですが、親の言うことなど子どもは素直に聞きません。我が家も同様です。ことに楽観的な性格なら打つ手はありません。

 純興師がお盆のお手伝いに来ていたので三男も我が家に滞在。純興師が帰路について2日目、風邪の症状をうったえてきたので私はどっきり。すぐに私のかかりつけのクリニックで診断してもらいましたら、瞬時に検査結果「陽性」を言い渡され、そこからてんやわんやです。
まずは保健所からの連絡待ち。2時間くらいで本人と保健所の打ち合わせ。本人は辛かったのか入院を希望しましたが、現状では対応できないということで、翌日からのホテルでの隔離生活が通知されました。家族は全員濃厚接触者の対象とのご託宣ですから、私たちも大慌て、ついに我が家にコロナです。

すぐに私が保健所に電話をかけましたが通話できるまでにはかなりの時間。やっとつながると「2週間の観察期間をとってください。その間、必要以外の外出はしないでください。他者との接触も極力ひかえてください。希望があればPCR検査を受けられます。検査料は無料ですが初診料は3,000円かかります。検査はいつどこで受けられるか現時点ではわかりません。お急ぎでした自己負担で検査所で検査してください」というものでした。

7月になっても感染が拡大していましたから保健所も大変な状況だと思っていましたが、本当に大変な様子。また対応する方も本当に疲れている感じでした。私は「昨春から1年半以上もコロナ禍にあるのに、このような対応しかできないのか・・・」と現在の行政の在り方に不信が増幅してしまいました。

 それでも即日家族全員が自己負担のPCR検査を受けました。翌日には全員「陰性」との通知を受けてほっとしましたが、本当にどっきりでした。ホテル隔離となった三男は気胸になったこともあり入院を希望したのですが、数値計測で不可とされ少し不安を覚えたそうです。やはり医療の逼迫は事実のようです。それでも10日間の隔離生活を終えて無事に仕事に復帰し、私たちも観察期間を終えて日常を回復しました。
コロナ禍の現実を改めて認識した次第です。皆さまもご注意ください。

 

相武山 山主

2021年07月31日

境内清掃作務とブルーベリー狩り

7月25日(日)は境内清掃作務を行いました。朝から強い日差しで草取り作務をしていると汗が吹き出してきます。午前10時からの予定でしたが、8時前には阿部さん夫妻がお出でになり「お昼に用事があるので、できるだけの草取りをして早めに失礼します・・・」とマイペースで三師塔前の雑草を抜いて行かれました。

 10時前から熊木さん、落合さん夫妻、森さん、市川さん、安西さん母娘、小原さんなどが参集。終盤には中里さん親子も参加されて本堂前や墓苑の中、駐車場からの参道などの清掃作務に汗を流されました。
お盆過ぎに純興師や興厳房と一緒に境内の草刈りをしていたのでそれほど荒れているわけではありませんでしたが、皆さんの汗のおかげで境内も清々しくなり、仏法の荘厳に寄与することができました。感謝、感謝、感謝です。

 小憩の後、当山から北側3分のところにある農地でブルーベリー狩りを行いました。ブルーベリー狩りは地域の櫻井さんのご厚意で数年前から行っているものです。たわわに実った無農薬のブルーベリーを口に頬張りながら、パックに目いっぱい詰めさせてもらいました。甘酸っぱくて美味しいブルーベリーに参加した方は皆さん感激の様子でした。

8月1日(日)の御経日の後と8月8日(日)日曜法話会の後にもブルーベリー狩りを予定しています。コロナ禍に注意しながらご参加ください。

相武山 山主

2021年07月30日

梅雨の晴れ間に

26日(土)午前10時から境内清掃作務を行いました。この時季は降雨が多く思うように境内整備を行えないことが多いのですが、この日はまさに梅雨の晴れ間、といっても清掃には絶好の曇り空でした。
 メインは本堂前と三師塔前の草取りとバス通りに降りて行く市道の境内側フェンス約40メートルの整備です。ことに雑草と雑木がフェンスを越えて道路側に越境、見苦しく折々に花ばさみなどで整備はしているのですが、かなり距離があるので一人で作業していると少しむなしくなります。今回は3人がかりで作業してもらい、すっきりときれいになりました。

 もちろん梅雨が明けて猛暑ともなれば本堂前も参道フェンス周辺も雑草とのいたちごっことなります。今回は9名の方に参加ご協力頂き1時間半の作業でしたが墓苑の中の雑草まできれいにとることができました。境内が清掃整備されることは仏法の荘厳。さわやかで有り難いかぎりです。参詣される方々にも喜んでいただけると思います。

来月は25日(日)午前10時から境内清掃作務を行います。作務の時間は1時間30分ほど。雨天中止ですが、ご協力頂ける方は作業のできる服装でご参加ください。なお、作務の後、11時30分から当山北側の櫻井さんの農地でブルーベリー狩りを行います。ブルーベリー狩りもお楽しみください。

相武山 山主

2021年06月30日