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相武山 妙法寺 ブログ

立宗会&御虫払会

新天皇即位による10連休の2日目、4月28日(日)、初夏のさわやかな青空が広がるなか午前11時より「立宗会&御虫払会」を執り行いました。近年当山では日蓮大聖人の立教開宗(建長5年4月28日)を報恩申し上げる法会に併せて当山所蔵本尊の御虫払いを行っています。

二つの大切な法会は例年ゴールデンウイークのはじめに奉修されますが、当山は東名高速の横浜町田インターにほど近く、保土ヶ谷バイパスと中原街道が交差する交通環境にあり、この時期かなりの混雑が常態化しています。また、近在の日本最大級の動物園「ズーラシア動物園」には神奈川や東京ばかりでなく、関東近県からも大勢の子ども連れの方が大渋滞もものともせず遊びにみえます。
したがっていつも交通渋滞を懸念するのですが、今年はお休みが長いためか、移動が拡散したようで、車で参詣の方からは『思ったよりも混雑はありませんでした』との声を頂きホットしました。

法会の内陣には御先師染筆の妙法曼荼羅並びに宗開両祖の御影画を二日前からご奉掲、懇ろにお風入れと虫払いを執り行いました。法会には約50名の檀信徒が参詣。はじめに私より立教開宗会と御虫払会の意義と内陣奉掲のご宝物について簡単に説明。妙法太鼓に合わせての唱題のなか、御宝前にて仏祖三宝尊への献膳を申し上げ、続いて法華経要品読誦から自我偈の訓読。唱題の裡(うち)に参詣者は内陣に進み親しくご宝物を内拝。参詣者一同真心込めて宗祖へのご報恩を申し上げました。

住職挨拶では
『釈尊創始の仏教において成仏への道がなにゆえに分かれているのか。どの教えにこそ釈尊の真意が在るのかという宗祖求道の志。また、末法の下根下機の衆生を救済する仏道を法華経に見出され、弘通の第一歩を踏み出された立教開宗の意義を門下僧俗は深く拝さなければならない』。
『ご奉掲のご宝物は先師先達の法華経と日蓮大聖人への信仰を明らかに伝えるものであり、私たち日興門流の僧俗はその真摯で情熱あふれる信仰心を鏡として行きたい。御先師の妙法曼荼羅はご縁があって当山で護持申し上げているものであり、今年はあらたに宗祖の御形木本尊と上代御影画像も紹介したが、法華信仰の佳き機縁として頂きたい』。
『古刹名刹といわれる日本仏教寺院の多くは、権力者によって権力者とその一族のために建立護持されているが、日蓮大聖人の仏法を護り伝える法華の道場は、下根下機、非力愚鈍という一般庶民の救済を願う道場。相武山妙法院も一切衆生の皆成仏道を誓願する宗祖の慈悲を根本とし、法華経を尊信する僧俗によって建立された寺院。これからも意識して社会に窓を開き、檀信徒の皆さんと合力してあらゆる方々に仏縁を結び深化をすすめるよう仏道精進して行きたい』。
と申し上げました。

ここでランチタイム。午後0時40分からは法会に供えるチターの演奏会となりました。

相武山 山主

2019年05月28日