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相武山 妙法寺 ブログ

静かにゆかり深い人を偲んで

当山は緑豊かな環境に恵まれ、その自然のすべてに私はいつも感謝の思いを向けています。ことに朝のお勤めの後には本堂正面の扉を開けてその清々しさに向き合い、感謝を言葉に出してのべています。瑞々しい新緑に満たされる初夏には尚のこと思いがつのります。樹木のみどりの色は皆同じように見えますが、実は一木一樹それぞれにちがいます。目をこらしてみますと光沢や軽重、柔らかさや風合いなど微妙に異なるのがわかります。私たち人間も百人百様ですが樹木も同様なのです。その一木一樹のあるがままの姿を愛でたいものです。

そんな風情のなか、連休明けに緑区の落合さん夫妻がお二人だけの法事で参詣されました。いつも当山の法会や行事に欠かすことなく参詣参加されているご夫妻ですが、この日は奥様のお父様と弟さん、そして娘婿になる方のご両親への年忌追善のためのお参りです。御宝前と精霊壇に供物を供え、各精霊のお塔婆を建立して法華経要品を読誦、焼香、唱題と如法にお勤めを申し上げました。
お参りの後でお二人は『実家で営んでいるかどうかわかりませんから、気になっていたので、供養ができてほっとしました。皆さんの喜んでいるお顔が浮かんできました』とうれしそうに語っていました。
ゆかり深い人の冥福を祈って追善の供養を捧げることができるのは、仏教信仰の一つの喜びであり安らぎではないかと思います。

相武山 山主

2018年05月29日