相武山 妙法院のブログです。
昨年、強風対策の一環として境内西側の樹木を伐採しましたが、その枝葉がかなり大量に残り一冬を越しました。作業して頂いた造園屋さんにかねて撤去を依頼していましたが、ようやく先月の末から3日ほどかけて搬出してもらいました。
かなりの量でした。お陰様で墓苑下の雑木林がすっきりとしました。樹木の生長は本当に早く、放っておくとあっという間に生い茂ってしまいます。知ってはいたのですが現在地に雑木林を管理するようになって改めて認識することになりました。
自然の豊かさの象徴として緑に恵まれることは、何にも増して有り難いことですが、何ごとにもプラスとマイナス、正と負があるように、豊かな自然の恵みにあずかり、心に潤いを頂くということは、その喜びのために物心共に負担がかかることを承知しなければなりません。何ごとも「プラスだけ・・・」などという都合の良いことはないようです。
雑木林はほとんどの枯れ葉も撤去してもらったので、すっきりとした空間になりました。上からのぞいてみると結構な広さがあるので、参詣の皆さんに楽しんで頂ける工夫をしたいと思っていますが、擁壁の上にフェンスを設置したりいろいろと安全対策などをしなければなりません。楽しみの空間にするためにはまだ2~3年は時間がかかりそうです。
それでも、妙法院は「仏教に親しみ、仏の道と信仰を愉しむお寺」をめざしているのですから、やがて雑木林で遊べる日が来ることを願って、これからも境内の整備を少しずつ進めて行きたいと思っています。有縁の方々にはご協力のほどよろしくお願いいたします。
相武山 山主
2017年04月27日