相武山 妙法院のブログです。
寒さが和らいだ2月16日(日)午後1時から日蓮大聖人のご誕生を報恩申し上げる「御誕生会」を執り行いました。当日は午前11時から毎月恒例の日曜法話会も開催。参詣者の過半は午前中から引き続いての参詣となり信行錬磨の一日でした。
法要は参詣者の唱題の裡に御宝前で献膳が行われ、続いて法華経要品読誦、献香、唱題と如法に修されました。
法要後には住職が本尊問答抄『日蓮は東海道十五箇国の内、第十二に相当たる安房の国・長狭の郡・東条の郷・片海の海人が子なり。生年十二、同じき郷の内清澄寺と申す山に罷り登りて、遠国なる上、寺とはなづけて候へども修学の人なし。然るに随分諸国を修行して学問し候』を拝読。その出自を中心に末法下種の教主である日蓮大聖人御誕生の意義を解説しました。
今年、妙法院では月例報恩講において『本尊問答抄』を最初から最後まで学ぶことになっており、今月はその第二回目。住職は重ねて同抄「問云、法華経を本尊とすると、大日如来を本尊とすると、いつれか勝るや。 ー略ー 其後徳宗皇帝の御宇に妙楽大師と申人真言は法華経にあなかちにをとりたりとおほしめしゝかとも、いたく立る事もなかりしかは、法華・真言の勝劣を弁人なし」を拝読。難しい御文と内容が続きましたが真言密教破折の前段について学びました。
この日の横浜は寒気も緩みとても暖かな日より。参詣者は信仰を深める一日となったことを互いに悦び帰路につきました。
相武山 山主
2025年02月27日