相武山 妙法院のブログです。
5月頃からでしょうか、午前中の私の時間が少し乱れています。もしかするとそれは私ばかりではないかもしれません。そうです、アメリカ、メジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手のプレーがBSで放映されるからです。大谷選手がさまざまな話題を提供しながらメジャーリーグに渡って4年目となりました。
大谷選手はリアル二刀流としてピッチャーとバッターの二役をこなす近年稀な存在で、野球の神様といわれるベーブルースと比較されてもいます。今年は開幕から好調でバッターとしてはホームランなど長打を連発、ピッチャーとしても好成績をおさめています。さらに快足を飛ばしてのヒットや盗塁も見事で、今年のメジャーリーグの話題をさらって注目度はナンバーワンといったところです。
オールスターゲームにも選出され、その前日のホームランダービーにも日本人として初参加。ホームランダービーでは初戦で敗退しましたが、オールスターゲームではピッチャーとしての非凡な才能を示しました。今年前半の大活躍で疲労が心配されましたが、オールスターゲーム以降も活躍は続いています。
大谷選手は成績もすばらしいのですが、それ以上にその人柄が多くの人々に愛されています。まず、野球が好きでたまらないという根っからの野球小僧であり、野球を敬愛する素直な言動が人々を魅了しているのです。さらにグランド内外での振る舞いには品性の良さを感じます。メジャーリーガーとしての驕りもなく、マナーの良さが際だっているのです。そのような品性は一朝一夕に身につくものではありませんから、幼い頃から意識して養成してきたものではないでしょうか。それは大谷選手が高校生時代に作ったといわれる通称「大谷まんだら」を見ればわかります。
大谷選手はプレーのすべてに屈託のない笑顔が印象的で、応援しているうちにこちらも元気をもらっています。リアル二刀流は心身共に大きな負荷がかかることは容易に理解できますから、無理をすることなくバランスをとりながらプレーを愉しんでほしいと思います。私の午前中の時間が乱れるのは、ただ単に私の修養が調っていないだけのことです。これからも大谷選手の活躍を祈っています。
相武山 山主
2021年07月29日