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相武山 妙法寺 ブログ

秋季法門研修会

13日(日)午後2時過ぎから秋季法門研修会を開催しました。この研修会は檀信徒の方より「日蓮大聖人の教えと信仰をより深く研鑽したい」という希望によって開かれたものです。日曜法話会や行事法要での法話では、宗祖の教えを深く求める時間が十分にとれないための要望ですが、真摯にご法門を探求されるご信徒の求道心の顕れです。これからも継続して倶に修学に努めて行きたいと思っています。

研修会の1時限目は当山執事の興厳師が担当。宗祖の教学の基礎とされる「五時八教判について」の講義。
はじめに「日蓮大聖人の教学は天台教学を基盤として構築されている。天台教学を学ぶことによって日蓮教学をより深く理解することができ、天台教学との相違が見えてくる。日蓮大聖人は五時判を図した『一代五時図(鶏図)』を認めて、門下育成のテキストに用いられていた」ことを解説。

続いて、教相判釈については「中国に招来された仏教典籍の教説の高低、優劣を、それが説かれた形式、方法、順序、内容などに基づいて判定し解釈すること。また、その結果として分類、体系化された教義をいう。略して、教判あるいは判教ともいう」と説明。
中国隋の時代に法華経をもって中国仏教を統一された天台大師は、「釈尊一代の化導を五時に分け、その教えを化法の四教、教化のあり方を化儀の四教とした」ことの概要を説明しました。

第2時限は私が「日興門流の教えと信仰」と題しての講義。今年の春、正信会のホームページに執筆した同名のテキストを中心に「宗祖は六老僧を選定されて法華弘通を委ねられたこと。宗祖の教えは遺された御書を中心に学び修得しなければならない。御書には真撰御書、真偽未決御書、偽書と存在していることを理解し、できるだけ真撰御書によって宗祖の教えを探求しなければならない。宗祖の教えは法華本門の教えであり、その成仏道は法華本門の本尊、法華本門の題目、法華本門の戒壇の三大秘法受持にある」ことをお伝えしました。

2時間20分の講義は瞬く間に終了。参加者からは「あっという間に時間が過ぎてしまいました・・・」との声を頂きました。向学心のあるご信徒がおられることは学僧である私たちにとってとてもうれしく励みにもなります。これからも法門研修会を重ねて行きたいと思っています。

相武山 山主

2020年09月29日