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相武山 妙法寺 ブログ

愛らしい七五三祝い

我が国の秋、子どもたちの健やかな成長を祈る七五三祝いの光景が全国各地で見られます。七五三祝いは幼子が三歳、五歳、七歳と無事に成長してきたことに感謝し、これからも心身共に健康であるようにと願う儀式です。
比較的に安定した社会が構築され、栄養や医療などの環境にも恵まれた現代とは異なり、長い歴史を振り返れば、尊い生命を授かった子どもたちが無事に成長できることはかなり困難なことでした。病や事故や災害に遭遇して命を失う幼子は珍しくなかったのです。そのため、両親や家族は幼子の無事を喜び、その健やかな成長を仏神に祈ってきました。もちろん古へは恵まれた階層の方々の儀式であったようですが、江戸の時代には私たち庶民にも広まり現代に伝えられています。

日本の儀式習俗といっても必ずしも菩提寺や寺社に参詣するばかりではなく、現代では家族で写真を撮って記念としたり、食事会を開いて家族・親族・友人と和やかなひとときを過ごす家庭も多いようです。
この秋、当山にもゆかりの有る子どもたちがお参りにみえました。七歳になった彩乃ちゃん、三歳になった菜佑多ちゃん、数え三歳の優ちゃんです。皆さん誕生の時からのお顔を拝見し、その後も折々の法会などでお会いしていますが、佳節としてご家族と一緒に御本尊様にお参り頂き私も心からうれしく思いました。子どもたちのくったくのない笑顔や、はにかみながらの笑顔、緊張や気恥ずかしさが伝わってくるようなしぐさ、そのいずれもが愛らしいの一言です。

御宝前に香華と供物をささげ、法華経要品を読誦、南無妙法蓮華経の唱題。その後、それぞれの頭に妙法曼荼羅本尊を頂戴して、報恩感謝と現当二世のご祈念を申し上げ、七五三祝いの飴を差し上げました。
ご参詣の幼子とご家族皆さまに御仏大聖人の尊い慈悲とご加護がありますように。

相武山 山主

2019年11月25日