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相武山 妙法寺 ブログ

お飾りと御逮夜法要

御会式の準備が調った26日(土)は正午から御宝前のお飾り。御宝前の両側に台を設え、桜の木に擬した胴藁を中心に桜花を飾ります。去年までは御逮夜法要の当日午前10時から数人の世話人でお飾りをしていましたが、今年からはできるだけ多くの方に参加頂きたいと考え、お飾りの時間を正午からとしました。

はじめに24日午後に小原さんと興厳房がつくったのし餅を胴藁に巻き、転法輪や金紙銀紙で飾られた帯で締めます。ついで連ねたミカンと柿を胴藁の上部に巻き付けて、三角餅や手餅やあられ餅などを飾り、胴藁の上に桜の花を飾って完成。胴藁などの飾りは須弥山に擬しているといわれています。

参加者が多かったのでいつもより早く50分ほどでお飾りは完成。御逮夜法要は午後3時からですから、各自客殿で軽食をとりながら歓談となりました。御逮夜法要では毎年ご信徒の方に御先師の申状を奉読頂いています。申状奉読の方々にはお飾りから参加をお願いしてありましたので、お飾り後は最後の練習を行いました。各自奉読の申状を私が始めに読み上げ、続いてしっかりと奉読練習。さらにお焼香の作法と三身供養の散華の作法を練習して頂きました。

当山は里山のような環境にあります。相鉄線三ツ境駅からバスで5分ほど、若葉台行きの便も頻繁にあり、矢指町入り口バス停からも徒歩4分ほどです。便利は悪くないのですが、日が暮れると少し寂しくなります。そこで今年からは御逮夜法要を午後3時という明るい時間から執り行うことにしました。

法要開始10分ほど前からの唱題の中、申し状奉読者が内陣に着席し、導師が入堂して御逮夜法要が開式。如法に法華経要品読誦・焼香と進み、寿量品自我偈の前にて磬一打。興厳房が日有上人の申状を奉読し、続いて私が立正安国論を奉読。その後、泉区の高橋さんが日蓮大聖人、大和市の吉田さんが日興上人、金沢区の新倉さんが日目上人、中区の竹越さんが日道上人、中区の奥田さんが日行上人の申状をそれぞれ奉読されました。皆さんよく練習されてまさに音吐朗々、まじめな信仰心が伝わってくるような真剣さに宗祖もきっとご嘉納遊ばされたことでしょう。

最後に私から御会式の意義を踏まえて、宗祖の教えは法華本門の教えであり、「南無妙法蓮華経のお題目の一行に仏法の全体が包摂されている」ことを信受することが信仰の要であることをお伝えし、互いに信心を深めて行きたいと述べ住職挨拶としました。

相武山 山主

2019年10月28日