相武山 妙法院のブログ

相武山 妙法院のブログです。

相武山 妙法院

  • HOME
  • 相武山 妙法院
  • お知らせ&行事案内
  • 道の心得
  • 法話会
  • 墓苑・永代供養墓
  • 自然に親しむ
  • 交通のご案内
  • ブログ
  • サイトマップ

045-442-7688

  • ご相談について

〒241-0806 横浜市旭区下川井町1590-1

相武山 妙法寺 ブログ

お寺で遊ぼう

台風6号が早朝に通過した7月28日(日)、今年も「わらべ会・夏のつどい」を開催しました。今年からは「お寺で遊ぼう」がわらべ会のキャッチフレーズ。今までも「お寺に親しもう」とか「仏教にふれてみよう」などとご案内してきましたが、子どもたちが対象ですから堅苦しい表現ではなく「お寺で遊ぼう」としてみました。お寺にはさまざまな役割がありますが、わらべ会は幼い頃からお寺や仏教にふれてほしい、成人しても幼い頃の仏縁が人生の道しるべとなり、拠り所となってしてほしいと願っての開催なので、子どもたちにとってお寺は「こころの遊び場」で良いのではと思いました。

わらべ会が始まる前にはランチ(流しそうめんとBBQ)の下準備、また、境内と駐車場では草取り作務が始まり、男衆が集まったところでテント張りをしました。私と興厳房だけではわらべ会の準備もできませんから世話人さんのご協力には感謝・感謝です。

現代はともかく老若男女皆さんお忙しいようで、子どもたちも例外ではなく時間をつくってお寺に足を運ぶのが難しいようです。それでも10名ほどの子どもたちが10時半頃から集まってきてくれました。11時、本堂に全員集合。初めに執事の興厳房からタイムスケジュールの説明、続いて私の唱導でお題目を三唱。私からわらべ会の趣旨をお話しし「練経」です。練経は法華経寿量品の自我偈をゆっくりと大きな声で読み上げます。私も小僧の頃、一年間、同期生と一緒に先輩から教えて頂いた節回しでのお経の練習です。子どもたちは気恥ずかしそうでしたが、親御さんと一緒に可愛い仕草で参加してくれました。続いて私から家庭などでの挨拶の大切さをお話して、普段からはっきりとアイサツができるようになろうと伝えました。

ここで、興厳房にバトンタッチ。
興厳房は例年にならって「お香について」。お香は仏さまへのご供養、邪気を払って仏前を浄めるなどの意味があり、仏教では大切にされていることをわかりやすく話しました。お香にはたくさんの種類があることも説明、具体的に各種のお香を焚きながらその違いをつたえ、続いて子どもたちは興厳房の指導で、薬研を使ってシキミ香つくり、干したシキミの葉をゴリゴリとすりつぶしてシキミ香ができる体験をしました。作ったシキミ香は昨年同様秋の御会式の御宝前にお供えされます。
続いては皆で太鼓の練習です。南無妙法蓮華経のお題目に合わせて打たれる太鼓は一人ひとりの個性のままですが、大人の方々は音が出るのが恥ずかしいのか、積極的に太鼓を叩いてはくれませんが、そこは無邪気な子どもたち、笑みを浮かべながら遠慮なく自由に太鼓を叩いていました。

時間が経つのは早く、練経・一言法話・お香作り・太鼓の練習をしているともうランチタイムです。朝から阿部さんが流しそうめんとBBQの下ごしらえをして頂いたのでとても有り難かったです。草とり作務を終えた方々も参加して子どもたちと一緒に流しそうめんとBBQを愉しみました。おなかが満たされた後はスイカ割り。今年は幼い子どもが多かったので目隠しは大きい子だけ、木製の丸棒を振り下ろしても幼子の力ではなかなか割れませんでしたが、数は力、やがて見事に割れて、甘い果実を皆なで頂きました。

「お寺で遊ぼう」はまだ続きます。今度は本堂で小原さんが特性の大きな双六図を開いて「双六大会」。子どもたちは大きなサイコロを転がして大歓声。それぞれ個性を発揮していました。大聖人さまはどのようなお気持ちで見守られていたでしょうか。

午後2時を迎えると地域の桜井さん提供の「ブルーベリー狩り」の時間。昨年からの企画ですが、たわわに実ったブルーベリーの実を選別して頂きました。ワンパック500円でしたが、甘酸っぱい味みもたのしく、自分で直に採る楽しみ、割安の提供ですから、子どもたちばかりでなく皆でワイワイと楽しませて頂きました。

子どもたちの遊びはまだまだ続きます。ブルーベリーで紫色に染まった口元の子どもたちは客殿に集合。たくさんの風船が転がるなかで、オリジナルうちわと万華鏡の創作タイムです。創作活動に加われない幼子は夢中でうちわを振り回して風船を蹴散らし、風船の動きを笑顔で追いかけて遊んでいました。

愉しい時間も午後3時でタイムオーバー。
全員本堂に集合して記念撮影。結びに私から一言挨拶を申し上げて令和元年のわらべ会は終了となりました。皆さんご苦労様でした。世話人さんご協力ありがとうございました。この冬は「わらべ会 冬のつどい」を興厳房と企画していますのでお楽しみに。

気象庁は29日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。統計開始以降最も早かった昨年より30日遅く、平年より8日遅いということでした。

相武山 山主

 

2019年07月31日