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相武山 妙法寺 ブログ

梅雨の盂蘭盆会

梅雨の最中、7月の盂蘭盆の法要を執り行いました。
お盆を前に12日には参道入り口に伸びた雑草とツル草を払いました。時間に余裕がなかったので2時間ほどの作業でしたが、それでも少しはすっきりとしました。翌13日は月例の宗祖御報恩講。その前には行事案内でお伝えしてあったので、数人の方にご参加頂いて境内とバス通りに向かうフェンス際の草取り&ツル草払いをしました。フェンスや樹木にからみつくツル草はなかなか手強く面倒ですが、イライラしないで目の前のツルに集中してハサミを動かしているとやがてきれいになります。何ごとも気持ちの持ちようですので作務も愉しく取り組みたいものです。
作務にご協力頂いた皆さんありがとうございました。今月は28日にも境内と参道の草取り作務を予定しています。よろしかったら心の草取りにお出でください。

今年は13日の月例宗祖御報恩講と14日の日曜法話会の後、そして15日の盂蘭盆法要と3日間、お盆の供養のためにお勤めをいたしました。13日と15日には御宝前と精霊檀にお膳をお供えして献膳。参詣者の皆さんと如法に法華経要品を読誦、南無妙法蓮華経の唱題を申し上げ、御先師、ご先祖、有縁精霊に香華をささげて盂蘭盆追善のご回向を申し上げました。

その後の法話では法華経題目抄『問うて云く、題目計りを唱ふる証文これありや。
答へて云く、妙法華経の第八に云く「法華の名を受持せん者、福量るべからず」。正法華経に云く「若し此の経を聞いて名号を宣持せば、徳量るべからず」。添品法華経に云く「法華の名を受持せん者、福量るべからず」等云云。此等の文は題目計りを唱ふる福計るべからずとみへぬ。一部八巻二十八品を受持読誦し、随喜護持等するは広なり。方便品・寿量品等を受持し乃至護持するは略なり。但一四句偈乃至題目計りを唱へとなうる者を護持するは要なり。広・略・要の中には題目は要の内なり』を拝読。

はじめにお盆のいわれとその歴史について、『お盆は中国の文化や習俗などに仏教信仰が混じり合い、中国で作られたと伝えられる「盂蘭盆経」では、釈尊の弟子である目連尊者が生母青堤女を餓鬼の世界から救う物語が広く流行したことを紹介。日本では飛鳥の昔から旧来の祖先崇拝などに仏教信仰が重ねられ、後に広く国民的文化・習俗となって今日に至っている』ことを説明。

拝読の法華経題目抄の御遺文は日蓮大聖人が法華経の修行と功徳について述べたものであり、はじめに南無妙法蓮華経のお題目を唱える功徳について法華経の訳経を上げて証明され、次いで法華経の修行に広・略・要の三つがあり、その中で題目は要の修行にあたることを解説。また、法華経の受持信行の功徳については法師品と分別功徳品を提示して説明いたしました。さらに、南無妙法蓮華経の題目には仏教の教えと功徳のすべてがこめられているので、私たち日蓮門下は生涯信仰を磨きながらその深い意味をくみ取って行くことが大切であることをお伝えしました。

そぼふる梅雨のなか、ご先祖有縁精霊の追善供養に参詣された方々は、たしかな仏道の功徳を積まれ、回向されたご先祖有縁精霊もさぞ喜ばれていることでしょう。

相武山 山主

2019年07月25日