相武山 妙法院のブログです。
6月1日(土)は境内の草取り作務でした。さして広くない当山の境内ですが、4月末頃からあちらこちらで少しずつ雑草が生えてきます。草にも名前があるのですから一派一絡げに「雑草」では失礼かもしれませんが、草との長いおつきあいが始まります。草取りは秋の深まりを覚える11月頃まで続きます。
草同様にいつの間にかツルも遠慮なく樹木やフェンスにまきつき、ぐんぐんとツル先を伸ばしてきます。油断していると荒れた風情になってしまうので、初夏から秋までは境内から眼が離せません。見苦しければ道場を預かる者として御本尊様にもお参りの方にも失礼ですが、私や興厳房も持ち時間は限られていますので、例年5月から11月まで境内の清掃作務のご案内をして、有縁檀信徒の皆さまにご協力頂いている次第です。それでも時には見苦しく感じられることもあるでしょう。
1日は御経日の前に1時間半ほど本堂と三師塔前の草取りをしました。作務には数人のご信徒と共に数年前から法話会に足を運ばれているAさんにもご協力頂きました。以前から草取りなどの作務に参加させて頂きたいと仰っていた方です。Aさんは皆さんと一緒に手を休めることなく黙々と草取りをしていらっしゃました。
仏教寺院の草取りは心の雑草をとることに通じているといわれますから、仏法荘厳のための草取りは自らの心の荘厳につながります。作務にはげまれた方々の御心は仏さまのご照覧にあずかり、仏道の功徳を積むこととなります。
7月は13日(土)と28日(日)に作務を予定しています。これからも各自のペースで作務へのご参加をお待ちしています。
相武山 山主
2019年06月25日