相武山 妙法院のブログです。
2月から3月にかけては野はらも境内も冬枯れのために少し淋しい風情となります。また、当山の受付やロビーでお参りの方を迎える花にも苦労しますが、春のお彼岸が近くなってくると、野はらでは菜の花やスミレやタンポポなどが一斉に花開き、境内ではモクレンやレンギョウをはじめあちらこちらから春の花が可愛い顔を見せてくれるようになります。
サクラを待つまでもなく春のおとずれを覚える悦びは、自然の豊かな当山ならではと感謝しきりです。ただ、開山以来、春夏秋冬に境内のあちらこちらに季節の花を植えてきたので、まだ良く把握していないのが心許なく、つぼみが膨らみ花が開いて、あ~ここに植えたんだと気づくのですから恥ずかしい限り。
お参りに来られる方からもサクラや春の花を愛でるお声を頂きますが、是非、ご自分でもサクラや野花に直接「こんにちは、元気でね、ありがとう・・・」などと声をかけてほしいと思います。声をかけられた樹木や花もきっと喜んでいっそう色艶をますことでしょう。
2年前に参道横に設えた池では鯉が元気な姿を見せています。10匹すべてが無事に冬を越えられるかという心配をしていましたが杞憂に終わりほっとしています。お参りされる方には池の鯉にも声をかけて上げてください。喜んで元気を増すことと思います。
皆ですべての春に感謝の想いを伝えましょう。
相武山 山主
2019年04月24日