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相武山 妙法寺 ブログ

元朝は法華経への祈りから

平成31年の元朝、相武山妙法院は如法に法華経への祈りから幕を開けました。大晦日深夜の境内、午前0時を前に新春の勤行会に参詣される方々が三々五々参集。定刻より日蓮大聖人御証得の南無妙法蓮華経のお題目で厳かな信行が勤められました。法華経要品の読誦・引き題目・御観念・唱題と五座の勤行をつとめ、参詣僧俗は新たな年を法華経への祈りからスタートしました。

仏祖三宝尊への祈念に続いては恒例の「重須殿女房御返事」を拝読して新年のご挨拶を申し上げ、その後、御宝前にお供えのおとそ(薬酒)を振る舞いました。1日には11時と14時、2日と3日は14時からそれぞれ初勤行会を執り行い、約250名ほどの参詣者と親しく新年の挨拶を交わしました。

当然ことながら相武山の法会や行事は常に心をこめて執行し、参詣者の皆さんと信行を深められることを喜びとしていますが、お正月の初勤行会では日頃何かと多忙のために参詣できない方もお参りになり、短い時間ではありますが、久しぶりに言葉を交わせることはとてもうれしいことです。近況をうかがったり子どもさんやお孫さんの様子をうかがいながら、今までのご交誼に思いをいたし、それぞれの成長や変化を目の当たりにするのは私にとって至福のひと時です。

新年の挨拶では『初春の元朝、皆さまと共に仏祖三宝の御宝前に法華経の祈りを申し上げることができ実に有り難いことと存じます。我が国のほとんどの人々は、新年を迎えると信心深い姿となり、ゆかりの寺社やパワースポットとおぼしき箇所にお参りしますが、多くの人々は自らの願いや希望を仏神や大自然に祈るだけで、信仰や教えなどを意識したり確認するようなことは少ないようです。日蓮門下の私たちは宗祖の仰せのとおりに、正月に法華経要品を読誦、南無妙法蓮華経のお題目を唱えながら、「限りある人生を如何に生きるべきか」、「信行に励み教えを修学してより良い人生を歩んで行きたい」、「仏法の根本である法華経の教えを如何に人生に活かすべきか」、「自らの課題に向き合い、克服して真の自己を確立したい」と、法華経の教えを意識して新年のスタートを切ります。そこに同じ新年の祈りでも内容にはかなりの隔たりがあります。私たちは宗開両祖の門弟として、今年も日々朝夕の祈りを大切にし、お渡した重須殿女房御返事を身近なところに備え、折々に拝読して共々に仏道精進してまいりましょう』と申し上げました。

高齢や体調不良で参詣できない方々も多数居られましたが、初勤行会では有縁無縁のすべての方々の信行増進と所願成就、無事息災をお祈り申し上げた次第です。

相武山 山主

2019年01月29日