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相武山 妙法寺 ブログ

厳かに御会式を奉修

当山の年間行事で最も大切な御会式を今年も3日と4日の両日にわたって無事に奉修することができました。御会式は宗祖への御報恩を申し上げる法要ですが、その教えを確認して自らの信仰を自覚する門下僧俗にとって大切な法要です。
御会式の御宝前を飾る桜の花は月例行事に参詣されるご信徒の手によって9月~10月にかけて作られ、1日のお経日には小原さんと興厳房によって「重ね餅と竿餅」がつくられました。その他、準備を調えて3日は午後1時半から数人の檀信徒の協力を頂いて御宝前の飾り付けを行い、午後4時からは御逮夜法要を迎えました。

例年当山のお逮夜法要ではご信徒に御先師の申状を奉読して頂いています。申状は法華宗日興門流の先師が時の為政者に対して、末法における仏道を諫行されたものであり、その内容は宗祖証得の「法華本門の教え」を端的に示されたものです。お逮夜法要で御先師の申状を拝読することにより、その御精神にふれて頂きたいと願い、当山開創時より奉読頂いています。

今年は大聖人を畠由紀夫さん、日興上人を𠮷田里美さん、日目上人を𠮷田勝利さん、日道上人を安西美子さん、日行上人を森良美さんに奉読頂きました。皆さんよく練習をされて奉読に臨まれ、心を込めて厳かに読み上げて居られました。これからの信仰生活にとって清らかさと深みが一層増すことと存じます。
かなり以前には御会式のお逮夜と御正当の両日に参詣される方が結構いらっしゃったのですが、最近はどちらかを撰ばれているようで、お逮夜法要は参詣者が10~15名くらいで少し淋しい感じでした。今年は時間を早めたこともあって25名くらいの方がご参詣。いたずらに人数を追うわけではありませんが、少しでも多くの檀信徒の方々に参詣頂き仏道の功徳を積んで頂きたいと思いました。

翌日の御正当会は当山にはめずらしく雨の法要となりました。以前は法要の天気に気をもむこともありましたが、世の中が少し理解できるようになると「雨の法要も風情があってまた佳し」と思えるようになるから不思議なものです。心の持ち方一つで天気すらも変わるんですね。世話人有志の方々が開式の1時間半前に参集。各自諸役を確認して法要の準備にあたって頂きました。行事や法要では私や興厳房だけでは無事に執行することができませんから、お世話頂く方々の支えに感謝しています。これからも多くの方々に積極的にご協力頂きたいと思っています。

昨年の御正当会は本堂満席でしたが今年は都合の悪い方も多かったようで少し空席もありました。定刻前に司会進行の阿部一博さんが御会式の意義について説明され開式。正信会有縁の僧侶の臨席を得て、如法に読経、焼香、申状・安国論奉読、唱題を厳修。檀信徒の皆さまと倶に日蓮大聖人への御報恩を申し上げました。
法要後は興厳房による「鏡を磨こう」と題しての講演、私と新倉講頭の挨拶と続き、唱題裡に御宝前のお花崩しが行われました。帰路につかれる参詣者にはお供物が振る舞われ、今年の御会式も無事に奉修することができ、ささやかな法悦と安堵を得ることができました。参詣者皆さまのご信心に感謝しています。

相武山 山主

2018年11月24日