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相武山 妙法寺 ブログ

荘厳は信心から

2月16日の宗祖誕生会(たんじょうえ)を前に、中区の酒井さんご夫妻から当山に天水鉢が御供養されました。3年後の平成33年2月に宗祖日蓮大聖人のご生誕800年を迎えることから御報恩謝徳のためということです。まことに浄く尊い御志と存じます。
天水鉢とは本堂正面の両側に屋根からの雨水を受ける鉢のこと。昔から寺社などで屋根の大きさを活かして雨水を防火用や打水用に溜めておくために、建物正面の両側に対で置かれているものです。実用的なものですが本堂を荘厳するための仏具ともなります。

仏教寺院の本堂そのものが仏法と御本尊様を荘厳申し上げる存在ですが、境内から本堂に向かってお参りするとき、その前に置かれる天水鉢は荘厳さをさらに増すことになりますから実に有り難いことです。

仏法への信仰が深まってきますと自然に仏道や御本尊様を荘厳申し上げたいという心が芽生えてきます。家庭に仏壇を安置することも、お水を供え、お灯明をともすことも、香華を捧げることも、みなすべて仏さまとその教えを信じ敬う信仰心の発露に他なりません。その心は修行へと昇華して行きますから、修行は御仏とその教えを信じ敬う心の証といえるでしょう。

当山は開創以来ご縁を結んで頂いた一人ひとりの方々のご信心によって今日まで護持されてきました。この度の酒井さんご夫妻の志をはじめすべての方々の清浄な志は、必ず仏祖三宝尊が御覧になっておられ、また、寺域境内と堂宇をあずかり、仏法の教えを護り伝える僧職として深く感謝申し上げるところです。

今まで当山では天水鉢を設える余裕がなかったため、境内整備に尽力頂いている川脇さんが六方石を巧みに利用して本堂前の景観を調えて下さいました。その志にも感謝を申し上げ、六方石は別の場所で活用させて頂く予定です。当山は非力な新設の法華の道場ですから境内や堂宇の整備は亀の歩みのようですが、これからも同志の方々と手を携えて日蓮大聖人の教えを護り伝えて行くために仏法荘厳に努めてまいります。

相武山 山主

2018年02月28日