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相武山 妙法寺 ブログ

仏道には修行の二文字

仏教信仰には「修行」という厳しい二文字が常について回り、そのために発心はできても継続できずに信仰を手放してしまう方が多いことは古来からの習いです。その修行の二字に「寒中」が加わるとさらに厳しさが増すことになり、修行はさらに重みを増してしまいます。この冬は多くの方が素直にうなづかれるように例年よりも寒さがまさっているような気がいたします。厳冬・厳寒とくれば私たち日蓮門下にとっては、佐渡や身延での宗祖とお弟子方の生活がすぐに胸に浮かんでまいります。そして己れの信仰心を確かめることとなります。

冬枯れの光景が広がる二月は当山にとっても寒中の法会が続きました。1日は月例の御経日、3日は節分会、7日は御開山日興上人報恩会、そして18日は宗祖誕生会でした。それぞれに篤信のご信徒が参詣され、ともどもに法会の意義を踏まえて勤修(ごんしゅう)申し上げることができ有り難く存じて居ります。御経日では当門流の先師先達への御報恩を申し上げ、節分会では障魔を払い厄年のご祈念を申し上げました。興師会では御宝前に日興上人ゆかりの芹をお供えして御報恩を申し上げ、宗祖誕生会は18日の日曜日、法話会に引き続いて大聖人さまに御報恩の誠をささげた次第です。

日蓮大聖人は上野殿後家尼御返事に『法華経の法門をきくにつけて、なをなを信心をはげむをまことの道心者とは申すなり。天台云く「従藍而青」云云。此の釈の心はあいは葉のときよりも、なをそむればいよいよあをし。法華経はあいのごとし。修行のふかきはいよいよあをきがごとし』と法華経修行を励ましておられます。

寒中に菩提寺に参詣することは信仰心がなければできないことで、また、志があっても体調などが調わなければ叶いませんから容易なことではありません。仏道の信仰には修行の二文字が備わっていることに思いをいたし、ご信心の篤いご信徒と倶に寒中の信行を勤められたことに感謝しています。

相武山 山主

2018年02月27日