相武山 妙法院のブログ

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相武山 妙法寺 ブログ

雨の中ありがとうございました

11月4日・5日の日蓮大聖人お会式を迎えるために、今月は1日の御経日、13日の宗祖月例御講、15日の日曜法話会、それぞれの後に御宝前荘厳のお花づくりの作業をしました。法会に参詣された檀信徒の皆さんには御信心をもってご協力頂きありがとうございました。

また、29日(日)には大掃除を予定していましたが、台風22号の接近で雨脚が強く、前日と当日に電話でご連絡頂いた方には中止をお伝えしましたが、雨でもお会式を迎える大掃除に約15名ほどの方が参集、雨の中清掃に汗を流してくださいました。お陰様で本堂の格子ガラス窓や受付や玄関やロビーのサッシがきれいになりました。客殿やトイレもすっかりきれいになり、客殿以外(客殿は正月前)の障子も張り替えましたので、お会式に参詣される方を気持ちよくお迎えできるのではないかと喜んでいます。

改めてことわるまでもなく当山は妙法院を菩提寺とされる檀信徒の皆さまの御信心で護持されています。台風接近の降雨にもかかわらず大切な宗祖のお会式のためにご奉仕頂いた皆さまに御礼を申し上げ、無事厳かにお会式の法要が執り行われることをお祈りしています。

相武山 山主

2017年10月31日

強い台風が上陸

10月22日(日)夕方頃から関東にも超大型台風21号の影響が出始め、23日早朝には静岡県御前崎に上陸し朝のうちに神奈川県を通過していきました。全国で被害が出た模様ですから心配しましたが、幸いにも前日から警戒していたので当山に直接の被害はありませんでした。それでも風雨が強い台風の上陸が報じられると興厳房と本堂南側と正面南側の畳を上げることが通例となっています。今回も夕方の勤行をつとめた後に畳を上げましたが、雨の差し込みはなく無事に朝のお勤めをすることができました。

台風が過ぎ去ると秋の青空が広がり気持ちも晴れ晴れとなりました。今年の10月は曇天が多かった気がしますので、ことのほか青空を有り難く感じました。大過なく大型の台風をやり過ごしましたら、29日(日)もまた台風の接近でバタバタしました。大自然から豊かな恩恵を享受する私たちは、また自然の厳しさも受け止めなければならないようです。あらゆるものすべてに「プラスとマイナスがある」ことを改めて知る思いです。

相武山 山主

2017年10月31日

10月の日曜法話会

11月の日曜法話会は当山の都合で中止となりますので、10月15日は今年最後の法話会でした。いつものとおりに法話会の趣旨をお伝えした後、世相のテーマは「衆議院の解散総選挙」でした。安倍首相による突然の解散について、マスコミ報道などから解散への流れを説明し、学ぶべきこととしては、「時には政治とは何かをじっくりと考えてみよう。政治には国民一人ひとりの安心・安全な生活を求め、公平なチャンスが一人ひとりに提供されるよう望みたい。数年に一度という総選挙であることを理解し、国民の一人として政治と国あり方を考える機会にしよう」とお伝えしました。

法話会のテーマは「日本の仏教」の続きでした。釈尊によって創始された仏教は普遍的な基本思想(三法印、縁起論、四聖諦、八正道など)をもとに、その寛容さと多様性によってアジアを中心に世界各地に受容され、我が国にも飛鳥の時代に伝来し今日の日本仏教を形成しています。しかし、各時代や各地域に展開された仏教はまったく同じものではなく、日本の仏教は日本的仏教というべきものです。

法話会では『日本の仏教を知るためにはその歴史を学ばなければならない』ことを伝えていますが、今回は9月にお話しした奈良仏教を簡単におさらいし、平安遷都から比叡山に天台法華宗を開いた伝教大師最澄、高野山に真言密教を開いた弘法大師空海を中心に初期平安仏教について、「仏教へのいざない ー青少年のための仏教入門ー 」をテキストに学びました。平安仏教を代表し今日の日本仏教に大きな影響力をもつ最澄と空海については、明年度の法話会でももう少し詳しくお話をしたいと考えています。

今年も1月から10月まで日曜法話会を開催しましたが、檀信徒をはじめ御縁のある方々に参加聴聞頂き有り難く感謝しています。11月は休止としましたが明年も1月から11月まで開催を予定しています。
ホームページなどで日程をお知らせいたしますので「仏教に親しむ」を趣旨とした法話会を愉しんで頂きたいと思います。

相武山 山主

2017年10月30日

ジョーム君を偲んで

先月下旬、中区の竹越さんご一家がペットのジューム君を供養され、当山のペット墓「慈愛」に埋葬されました。夏のお経参りに竹越さんのお宅に伺うと走り回っていたヨークシャテリアのジェーム君。可愛くほえながらも私の膝にも上ってくる愛くるしい子犬で、家族みんなに愛されていました。亡くなったのは3年前でしたが、家族みんながしばらくは側にいてほしいと思い、遺骨を自宅に安置していたということでしたが亡くなって3年、今回やはり当山のペット墓に埋葬した方がジョ-ム君のために良いのではないかと家族で話し合ったということでした。

現代はかつてのような『犬を飼っている・猫を飼っている』というようなペット感覚ではなく、犬や猫をはじめとしてさまざまなペットが家族の一員として迎えられています。迎えた家族にとってその存在感は非常に大きく、ペットによって癒やされたり、励まされたり、慰められて人生の喜びを得られている方々は想像以上に多く居られます。

人間関係が難しくなる現代社会にあって、ペットはその存在の重みをこれからも増してゆくことでしょうが、他方、愛情と悲哀は正比例となりますから、喜びや愉しみを頂いた分だけ、愛おしいペットとお別れする時には深い悲しみを覚え、さまざまな「ペットロス」に陥ることがあります。その悲哀を少しでも癒やすことができるようにと3年前に当山でもペットの慰霊墓をもうけご利用頂いています。
秋の一日、竹越さんご一家はお孫さんまで集われ、みんなで御本尊様にジョーム君の冥福を祈り、ペット墓「慈愛」に遺骨を納められました。

相武山 山主

2017年10月29日