相武山 妙法院のブログ

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相武山 妙法寺 ブログ

今年もありがとうございました。

25日(日)午前10時から檀信徒有志の皆さんと年末大掃除を行いました。一年の塵を払い本堂の内外と境内を浄めて新年をお迎えする準備ができました。御本尊様に一年の感謝をこめ、皆んなで和気藹々と気持ちよく身体を動かしました。
後はお正月を迎えるばかりですが、今年は歴史に刻まれる年となりました。未曽有の大災害となった3月11日の東日本大震災、さらにいつおさまるか分からない深刻な原子力発電所事故。まさに国中が暗澹たる思いに覆われ、今に安らぐことはありません。しかし、悲惨な大災害には多くの教訓や示唆が込められており、 私たちがそれに少しでも気がつき人生に活かして行かなければ、犠牲となられた多くの精霊に申し訳ないと思います。

いつもながらの政治の混迷もあり、世相に穏やかな風がながれることはないようですが、私たちの妙法院にとってもいろいろと厳しいことがありました。それでも今年も多くの方々のご信心と真心に支えられて、仏道の護持と伝承に務められたことに厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

新年は辰年にふさわしい明るい年でありますようお祈りしています。
妙法院の元朝勤行会は1日の午前0時から。初勤行会は1日が11時と14時、2日と3日が14時からとなっています。その他は自由参詣となっています。
どうぞ良いお年をお迎えください。

相武山 山主

2011年12月28日

おさめの御講

12月11日(日)の日曜御講、13日(火)の月例宗祖御報恩講は今年の「おさめの御講」でした。両日は参詣の檀信徒の皆さまと心を込めて日蓮大聖人への御報恩を申し上げ、平成23年度の信行をおさめることとなりました。ご報恩講は宗祖への報恩謝徳のために営まれる法要のことで、毎月のご命日忌(もしくは日曜日)に心からの感謝を申し上げる法要です。

この御報恩講は通常「御講」と称されますが、御講は報恩講と称されるように宗祖への御恩を感じる僧俗によって執り行われます。法華経や日蓮大聖人の教えにご縁を結ぶことができたこと、その教えを人生の柱として信仰を磨かれる方々の思いが、かたちとなって示される法要です。御講では読経唱題を申し上げた後に宗祖の御書(ごしょ)などが拝読され、その教えを僧俗共に学ぶこととなります。
おさめの御講では日妙聖人御書(にちみょうしょうにんごしょ)を拝読。宗祖の竜口法難から佐渡御流罪の状況、当時の門弟信徒の置かれている環境を説明した後に、日妙聖人の純真な信仰心と篤い求道の志をお伝えしました。物心ともに恵まれ、安全安心といわれる現代ではとうてい想像もできない厳しい時代に、仏道を真摯に求められた日妙聖人のご信心に改めて感銘を深くした次第です。

御講への参詣はそれぞれの仕事や家庭環境、天候や体調の都合などもあって、思うように行かないものですが、今年も一年志を立てて精進された多くの方々が居られました。きっと宗祖の御照覧にあずかられたことでしょう。明年も毎月の御講を信行の拠り処として、より多くの皆さまが仏道を深められますよう念じております。
歳末の慌ただしい中、当妙法院も25日の大掃除を残すばかりとなりました。有縁無縁の一切の皆さまが無事に初春を迎えられますようお祈り申し上げます。

相武山 山主

 

2011年12月20日

12月は晩秋?

旧暦から新暦への移行もあって季語のずれは指摘されて久しいものですが、温暖化の影響もあるのか、その傾向性が強まっているように思えます。「紅葉&黄葉」の晩秋も11月末までの季語とされていますが、街の中ではこのところ12月の初旬から中旬にまで延びているようです。そのため枯葉舞う木枯らしの時季も押されているようで、いつの間にか晩秋から初冬をかすめて初春を迎えてしまう感覚です。

そんなことを考えていたら、昨日の夕刊に「暑かった秋」とのコラムが掲載されていました。暑かった秋の影響で、気象庁が定めている標本木の葉の「紅葉日」「黄葉日」(こんな観測日があることを私ははじめて知りました)が遅い記録となっていたということです。また、各地の紅葉まつり等も12月中旬まで延長されているということでした。

ようやく寒くなってきて当院三師塔西側のイチョウも黄葉し、その葉を散らしはじめています。今年も残された日数は3週間ほどとなりました。なにかと忙しくなる年の瀬ですが、有縁無縁皆さまの無事故をお祈り申し上げます。

相武山 山主

 

2011年12月10日

かまくら道を散策

かまくら道を散策

心地好い秋晴れに恵まれた11月23日、妙法院有志による恒例の「かまくら歴史散策の会」が催されました。今年もかまくらの歴史に詳しい中区の酒井俊克さんのご案内です。今回は宗祖が身延山から御遷化の地である池上に向かわれるおりに歩まれたと考えられる「かまくら道  上の道」の散策でした。宗祖は足柄峠から相模に入り平塚を経て、飯田から「かまくら道」を北上して瀬谷に入られ、中原街道を東に向ったと伝えられています。またこの道は源頼朝や新田義貞が軍馬を率いた道でもありました。
参加者は小田急線の長後駅に9時に集合、駅前にて酒井さんから行程の説明を受けて歩き始めました。ポイントは「境川」、この河は相模国と武蔵国との国境となる河です。この河の渡河は往時の旅を左右するもので、今回はこの河の東側を南から北に上る散策でした。境川と源氏にゆかり深いと思われる「さば神社」数社のいわれをうかがい、往時の街道と旅を想像しながら宗祖の歩まれたと思われる道をたどりましたが、都市の開発や環境整備の影響などで古道はわからなくなりつつあります。今回は酒井さんのお陰で見え隠れするかまくら道を歩くという貴重な体験をさせて頂きました。
当初の散策予定コースは瀬谷の妙光寺を経て下川井の妙法院までとなっていましたが、歩き始めて3時間を超え、参加者の足取りが厳しい状況であることがわかり、瀬谷駅までの散策に変更となりました。ちなみに記録をとっていた芦川さんによれば、歩いた時間は4時間、走破距離は約12キロメートル、約23,000歩ということでした。
今回残された行程は、来春若葉の頃に2時間のコースで歩こうと皆んなで語り合い有意義で楽しい散策会を終えました。

相武山 山主

 

2011年12月01日