相武山 妙法院のブログです。
朝夕はすっかり涼しくなりました。
妙法院の地域では、この秋の彼岸花の開花は例年より遅く、彼岸会の頃にはわずかばかりの彩りで少々淋しい感じでした。
23日・25日のお彼岸の法要には、普段仕事などでなかなか参詣ができない方も、子供さんやお孫さんの手を引いてお参りになり、遠方からわざわざ参詣された方々もおられ、和やかなお彼岸となりました。
法会では参詣者と共に心をこめて法華経を読誦、お題目をお唱えいたし、正師先達への御報恩と当妙法院有縁精霊への追善の御回向を申し上げました。
法話では一生成仏抄を拝読「仏教を習ふといへども、心性を観ぜざれば全く生死を離るる事なきなり」より、仏教に親しみ信行に励んだとしても、自らの心を観ることができなければ、迷いや悩み、苦しみから解放されることはなく、仏道では心性を観じることがなによりも大事であることをお伝えしました。
併せてお彼岸のいわれについてもお話をしました。
法会の後にはそれぞれお塔婆をお持ちになり、墓所に香華をたむけておられました。
H23.9.27 相武山 山主
2011年09月27日